家電製品の選び方と買い方

電子レンジの選び方

最終更新日 2018年10月19日

電子レンジとは

電子レンジとは、電磁波を用いて食料品を加熱する家電製品です。冷凍したお肉や冷凍食品を解凍したり、お弁当や牛乳などの飲み物を温めたりすることができます。冷凍食品を解凍して手軽にすぐ食事できたり、飲み物を素早く温めることができるので電子レンジがあると大変便利です。

また、多くの電子レンジでは、食料品の解凍や温めに使うレンジ機能の他に、トースター機能やオーブン機能を搭載しています。この場合オーブンレンジと呼ばれることが多いです。

トースター機能

食品の温めや、冷凍食品の温め程度しか使用しないのであれば、電子レンジ機能のみ持つ製品でも大丈夫ですが、できればパンを焼いたりできるトースター機能や、調理の幅が広がるためにもオーブンレンジ機能も搭載した機種を選びたいです。

しかし、純粋にトースターの方が、早くおいしく焼けるので、既にトースターをお持ち、または別購入であれば、トースター機能を無視してもいいでしょう。

オーブン機能

今の電子レンジ製品には、ほとんどオーブン機能も搭載しています。本格的な料理にオーブンを使うとなると、安い製品では、広さが足りず、温度や機能的にも物足りないかもしれません。その場合、高出力、オーブン機能のメニューの充実、大容量の30L、ターンテーブルなしで、中が2段になっているのがおすすめです。

かなり本格的な料理を使うためにオーブンをお求めなら、ガスオーブンがおすすめです。

加熱した水蒸気を利用するスチームレンジ、ウォーターオーブン

最近は加熱した水蒸気を利用して調理する電子レンジが人気です。 特にSHARPのウォーターオーブン「ヘルシオ」が有名です。熱を持ったスチームを利用する電子レンジには、食品の水分を減らしすぎる事無く調理できる、食品に含まれる油や塩分を抑える事ができるなどのメリットがあります。これらのメリットを活かすことによって、蒸し物をふっくらと美味しく温められ、揚げ物や焼き魚に含まれる余分な油や塩分をカットでき、食品に含まれるビタミンなどの栄養素を極力壊さずに調理する事も可能です。

加熱した水蒸気を利用する製品は、主に家族向けの大型の製品に多く、一人暮らし向けの小型の製品には、加熱した水蒸気を利用するタイプがあまりありません。 また加熱した水蒸気を使用する製品は、使用しない製品に比べ価格が高いです。しかし、加熱した水蒸気を利用するならではのメリットが多く、健康にも良いため、その価値は十分にあるでしょう。

スペック

項目 見方
容量(L) 電子レンジの容量から決めると選択が楽です。多くは21Lというふうに、単位をLとして表示されています。1人暮らしなら20L程度。一般家庭では25Lが目安です。
電源 最近は少なくなりましたが、電子レンジは使用できる電源の周波数が決まっている製品があります。自宅の電源の周波数が何Hzか調べてから購入することも重要です。基本的に東日本が50Hz、西日本が60Hzです。2つの周波数が混合している地域もありますから、よく確認しておきたいです。

どの電子レンジも2つの周波数に対応していることが多いですが、特に安いモデルの電子レンジだと、どちらかの周波数のみでしか使用できない場合があります。つまり、機種によって電源の周波数が50Hz(東日本)か60Hz(西日本)のみにしか対応してない場合があるので注意が必要です。
出力 出力の値はWが単位で表示されています。この値が大きいほど基本的に調理時間が短くなります。またオーブンで設定できる温度にも注意してください。温度が高い方がおいしく調理できる場合等あります。
トースター機能
オーブン機能
トースター機能やオーブン機能も同時に搭載している製品が多いですが、温めるだけのレンジ機能のみ搭載している電子レンジもあります。
消費電力(W) 電子レンジやオーブンの出力が高いと、基本的に消費電力が高いです。特に気にする必要はないですが、アパート等で集合住宅で一人暮らしの方は、契約している電気のアンペア数が小さい場合が多いので注意が必要です。

例えば電気会社と10Aで契約している場合、1000Wを超える消費電力の製品を使うとブレーカーが落ちて製品が使えません。ここでは、100Wを約1Aとして計算しました。つまり1000Wの製品を使用すると、約10Aの電気が流れます。対策として15A等へ契約内容を変えれば、ほぼ全ての製品を使えます。

また電子レンジは消費電力が高い家電製品ですから、タコ足配線などに対して注意が必要です。
調理コース いろいろな調理コースを設定できると、自動で温め時間等を設定してくれるので便利です。価格が高いですが、高機能モデルだと、様々な調理コースが設定できるのでいろいろ便利です。