家電製品の選び方と買い方

電子レンジの寿命はどれくらい?

最終更新日 2019年05月25日

電子レンジの寿命は6〜8年なのか

電子レンジの環境への負荷は、なんと「自動車と同じくらい」だった:研究結果|WIRED.jp には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年2月1日)
されに、家電の寿命が短くなっている影響も加わる。20年前の電子レンジは10〜15年は使われていたが、いまの平均寿命は6〜8年に縮まっている。
最近の電子レンジの寿命は6〜8年だそうですが、何を根拠としているのか不明です。

引用した箇所より前では、以下のとおり書かれています。
「テクノロジーの急速な発展と価格の下落によって、ヨーロッパでは家電や電子機器の購入が増えています」と、研究の著者であるアレハンドロ・ガジェーゴ=シュミットはコメントしている。「消費者たちは、いまあるものが寿命に達する前に新しい家電を購入する傾向があります。なぜなら、流行と社会ステータスを示す商品だからです。結果として、電子レンジなどの不要になった家電が急増し、世界中で廃棄物になっていくわけです」
昔は電子レンジの買い替えサイクルは10〜15年でしたが、今では6〜8年になった、すなわち新製品の登場により性能や機能等に不満を感じ買い替え時と判断するまでという意味での寿命が今では6〜8年かもしれませんが、「いまあるものが寿命に達する前に」という部分とそぐわないので違うと思われます。

多くの人は経年劣化や使用による消耗により故障するまでの期間を寿命とイメージすると思いますが、その意味での寿命が6〜8年だとすると短いような気がします。

電子レンジの寿命は8年以上なのか

家電製品のメーカーは、補修用性能部品を製造打切後〜年保有しており、その期間内であれば壊れても修理可能であり、その期間外に壊れたら修理できないので寿命と見なす考え方もあります。

別表3|製造業表示規約|公正競争規約|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 を見ると、電子レンジでは補修用性能部品の最低保有期間は8年です。

この考え方の寿命だと、電子レンジを買ってすぐに製造打切となったら、電子レンジの寿命は8年以上です。