家電製品の選び方と買い方

過熱水蒸気で加熱すると脱塩効果がある理由

最終更新日 2016年05月24日

食品表面に付いた水に塩分が移動し、その水が食品から落ちることで塩分が減少する

スチームオーブンレンジの中には、過熱水蒸気を利用して加熱できる製品があります。過熱水蒸気は、100度の蒸気をさらに加熱して作り出した、100度を超える蒸気です。

過熱水蒸気による加熱では、過熱水蒸気よりも温度が低い食品の表面に液体の水が付きます。これは、過熱水蒸気が冷やされて変化したものです。

水は気体から液体へ変化すると凝結熱が発生し、この熱は食品に伝わり、食品の温度が上昇します。

食品の表面に液体の水が付くと、食品表面では塩分濃度が下がります。イオンは濃度が均一になるよう濃度が高いところから低いところへ移動しますので、食品内部の塩分であるナトリウムイオンと塩化物イオンは、食品の表面に付いた液体の水へ移動していきます。

食品の表面に付いた液体の水は、塩分とともに重力により食品から落ちますので、食品から塩分が減少していきます。

過熱水蒸気で加熱すると、上記のとおり食品から塩分が逃げていきますので、脱塩効果があります。