家電製品の選び方と買い方

ワインセラーの選び方

最終更新日 2016年05月02日

ワインセラーの用途

ワインは大変保存が難しいお酒です。まず日本の気候では、押入れや床下、キッチンの冷暗所では、長期保存が難しく適していません。冷蔵庫でも基本的に無理です。そこで登場するのがワインセラーです。ワインセラーは高価というイメージがありますが、1本保存するタイプから、一般家庭サイズの6本保存タイプがあり、これらなら2〜3万円台で購入可能です。

ワインセラーのメリット

ワインセラーのメリットは、以下のようになります。

メリット 理由
一定温度で保存可能 ワインは温度変化に弱いので、一定温度(約10〜18度)で保存する必要があります。ワインセラーなら1年中一定の温度で保存可能です。
一定湿度で保存可能 ワインの保存には適切な湿度が必要です。湿度が低すぎるとコルク栓が乾燥して空気が入り込みワインが劣化してしまいます。逆に湿度が高すぎるとカビの発生の原因になります。ワインセラーなら1年中適切な湿度を維持して保存できます。
光を遮断して保存可能 ワインは光が当たると、劣化してしまいます。特に紫外線は厳禁です。ワインセラーなら紫外線が当たるのを極力抑えて保存可能です。
振動の抑制 ワインに振動を与えると劣化してしまいます。家電製品であるので振動の発生は免れませんが、ワインセラーなら振動を極力抑えて理想的なワイン保存環境をつくります。
無臭環境 ワインはコルク栓を通して呼吸をしています。もしワインを他の食品や家電製品やお部屋の空気の臭いに触れる場所に保存すると、ワインの味や香りに影響がでます。ワインセラーなら、フィルター等臭いの発生しない工夫をして無臭で保存することが可能です。

スペックの見方

項目 見方
容量(本) 常時保存したいワインの本数に応じて容量を決めます。手軽に使える6本、または12本保存可能な製品があります。一般家庭ならこれくらいが目安だと思います。

100本やそれ以上保存可能なワインセラーがありますが、大変高価で、十分な設置スペースが必要です。

特にワイン好きの方は、最初の常時保存したいワインの本数より、かなり多くなりがちですので、容量に余裕を持たせて選びたいです。
冷却方式 ワインセラーの冷却方式は、ペルチェ方式やサイレントカーブ方式(アンモニア気化方式)を選べば、ほとんど動作音や振動がなく、信頼も高く安心です。

普通の冷蔵庫と同様な仕組みで冷却するコンプレッサー式もあります。冷却能力が高いですが、ワインセラーはしっかりと振動を抑えられる構造をしている必要があります。
設定温度 ワインを保存する温度は、ワインの種類や保存目的に合わせて調節できると便利です。こだわりがある方は1〜2度の精度で温度調整できるワインセラーを選びたいです。
設定湿度 ワインが熟成するためには、ある程度の湿度が必要です。ワインのコルクが乾燥してしまうと上手く熟成できません。だいたい65%程度の湿度をキープする製品が多いです。
ワインに直射日光や長時間蛍光灯を浴びるとワインの劣化が進みます。窓付きのワインセラーを選ぶ際は遮光性の窓かどうか確認したいです。
外形寸法 ワインセラーは、容量が大きくなると、サイズと重量ともに大きくなりますので、設置場所に置けるサイズか確認が必要です。

価格と性能

ワインセラーは同じ収容本数でもずいぶんと価格が違う場合があります。やはり比較的安物であると、コストパフォーマンスは高いですが、温度や湿度がやや設定値からずれたり、動作音が気になるなどの欠点があります。しかし、週単位や月単位程度の保存では十分な性能です。一方年単位での保存にはしっかりと作られた高価なワインセラーを選びたいです。