家電製品の選び方と買い方

空気清浄機の選び方

最終更新日 2016年05月04日

空気清浄機とは

空気清浄機は、室内の空気中に存在する粒子や臭いを綺麗にするために使用する家電製品です。

例えば、室内に溜まったホコリは、人の動き等で発生した空気の流れで、室内に浮遊しますが、空気清浄機があれば浮遊したホコリを除去する事ができます。他にも、病気の原因となるウイルスや菌、アレルギーの原因となる花粉、タバコやペットから発生する臭いを除去する事もできます。

たいていの空気清浄機は、これらの物を除去できるよう対応していますが、製品によっては除去可能な物が限られている場合がありますので、空気清浄機を選ぶ場合は、除去したい物に対応しているか確認する事が重要になってきます。

特に最近は、中国の大気汚染によって日本に飛来している PM2.5 を除去できるか、空気清浄機を選ぶ上で重要な点になってくると思われます。PM2.5 は、2.5μm(マイクロメートル)以下の微小粒子の事を指し、非常に小さい粒子のため肺の奥深くまで入り込みやすく、深刻な健康被害をもたらす事が懸念されています。

このような問題を見て、空気清浄機の各メーカーは、PM2.5 も除去できる製品を開発、販売しています。PM2.5 の問題は、今後長年に渡って続くと思われますので、空気清浄機を選ぶなら、PM2.5 の除去にも対応した製品を選びたいです。

除去、抑制できる物

空気清浄機は、製品によって除去や抑制できる物が異なります。どのメーカーも、あらゆる物を除去、抑制できる製品を開発、販売していますが、選んだ製品が除去や抑制したい物に対応していなかったら問題となりますで、空気清浄機を選ぶなら必ず確認しておきたいです。

除菌できるもの

除菌に対応した空気清浄機なら、お部屋に充満するカビ、ウイルス等の除菌ができます。ただし、除菌に対応していても、どの菌を除去できるのか製品によって異なりますので、メーカーのカタログや製品情報公開サイトで確認が必要です。

脱臭できるもの

脱臭もできる空気清浄機なら、お部屋の充満するタバコの臭いやペットの臭い等を取り除けます。特に臭いが気にならないお部屋に設置するなら不要ですが、臭いの取り除きも重視するのだれば、脱臭可能な臭いを確認して選ぶと良いです。

アレルギー対策

空気清浄機を花粉やダニ等のアレルギー対策に使用するのであれば、アレルギーの原因となる物質が除去できるかが重要になってきます。除菌や脱臭と同様に、どのようなアレルギーの原因物質の除去に対応しているか確認して選ぶと良いです。

適用床面積(畳)の選び方

設置部屋の約3倍ぐらいが目安

空気清浄機は、製品によって空気を清浄できる性能に違いがあり、性能が高いほど広いお部屋に対応できます。そのお部屋の広さの目安となるのが適用床面積です。

空気清浄機の適用床面積は、どの製品も10畳以上あり、ほとんどの製品は自宅に置こうとするお部屋よりもかなり広いと思います。その理由は、製品に表示されている適用床面積は、約30分で空気を綺麗にできるお部屋の広さを表しているからです。

人がいない約30分の間に綺麗にしておくような使い方であれば問題ないでしょうが、やはりお部屋の空気はできるだけ早く綺麗にして欲しいものです。30分もあれば、空気中に浮遊する粒子や臭いにかなり接触し続けますので、約30分もかかっていては遅いと言えます。

そのため、空気清浄機を設置するお部屋の広さと適用床面積を合わせる事は考えずに、設定予定のお部屋の3倍ぐらいの適用床面積となる製品を選びたいです。さらに適用床面積が広い製品を選ぶのもありです。例えば、6畳といった部屋に、高性能な30畳対応の製品を置けば、お部屋の空気をより素早く綺麗にできます。

風量の選び方

空気清浄機は、製品によって吸い込む空気の量に差があり、その空気の量を示すのが風量です。

風量が大きいほど、よく空気を吸い込みますので、それだけお部屋の空気を早く清浄にできる事が期待できますが、吸い込んだ空気に含まれる粒子や臭いを効率的に除去できなければ、風量が大きくても空気を早く綺麗にできません。また、適用床面積が同程度であれば、風量に大きな差は出ません。そのため、空気清浄機を選ぶ際は、風量についてはあまり気にして選ぶ必要性は高くないです。

風量が大きいと、発生する動作音も大きくなり消費電力量が増えますが、たいていの空気清浄機は運転モードが幾つか用意されており、例えば風量を小さくして運転音や消費電力を抑える運転モードや、風量を大きくして空気を清浄する力を強める運転モードがあります。

もし、風量が大きい事による動作音や消費電力の増大が気になるなら、どのような運転モードがあるのか確認して選ぶと良いです。

消費電力(W)の選び方

長時間に渡って使用し続ける家電製品を選ぶなら、電気代が気になるところですので、できるだけ消費電力が低い製品を選びたいものですが、空気清浄機は電力の消費量が少ない家電製品です。また、同程度の空気清浄能力を持つ空気清浄機であれば、それほど消費電力量に差は出ません。

そのため、省エネ性を重視するとしても、消費電力の大きさに注目して選ぶ必要性は低いです。

もし省エネ性を重視するなら、省エネを実現するための機能が搭載されているか確認して選ぶと良いです。例えば、消費電力量を抑えた運転モードがあれば、ある程度空気が綺麗になってから、その運転モードで使用する事で、消費電力量を抑えられます。

他に、空気中の粒子や臭いを感知するセンサーを設け、これらの量次第で運転の ON/OFF を制御できる機能があれば、さらに省エネを実現できます。

運転音(dB)の選び方

空気清浄機は、空気を吸入するために必要なファン等から動作音が発生します。その動作音の大きさの目安となるのが運転音であり、単位は dB(デシベル)を使って表されます。

空気清浄機は、長時間使用し続ける家電製品のため、できれば静かな製品を選びたいところですが、空気清浄機は他の家電製品と比べて静かな方です。

どの製品も 45dB 以下であり、45dB を超えなければ運転音はそれほど気にならないです。製品によっては空気を清浄する力を強める運転モード時は、45dB 以上の運転音が発生しますが、空気清浄機はある程度空気が綺麗になったら、空気を清浄する力を抑えた運転モードで使用するものですので、大きな運転音が発生する時間が限られます。

常に 45dB 以上の運転音が発生するような空気清浄機だと、運転音が気になるものですが、どの製品も運転音が抑えられた運転モードがあるはずですので、運転音の大きさに注目して選ぶ必要性は低いですが、静音性を重視するなら、運転音を抑えた運転モードがあるかどうか確認しておきたいです。

フィルターの選び方

空気清浄機のフィルターには、交換するタイプと交換せず洗うタイプがあります。交換するタイプだと、数年おきに交換する必要があり、フィルター代も結構かかります。ですが、約5年で8千円(もっと安い、または高い場合もあり。)ぐらいが目安ですので、それほど負担にはなりません。

もし、フィルターの購入や交換を避けたいのであれば、フィルターの交換が不要な空気清浄機を選びたいです。ただし、フィルターの交換が不要な空気清浄機は、フィルターの洗浄やフィルター周辺の掃除等の定期的なメンテナンスが必要な場合があります。

フィルターの交換が必要な空気清浄機を選ぶなら、メーカーのカタログや製品情報公開サイト等で、何年おきにフィルターの交換が必要なのか、またフィルターのコストも調べておくと良いです。フィルターの交換が必要だと定期的な交換が必要で、結構コストがかかりますので、特にランニングコストが気になるのであれば、調べて比較しながら選ぶと良いです。