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空気清浄機はHEPAフィルターが主流でULPAフィルターが少ない理由

最終更新日 2018年10月19日

空気清浄機にとってULPAフィルターは性能が高すぎ風量が落ちてしまう

空気清浄機のフィルターは、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルターが主流です。(2016年4月1日時点)他にULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)フィルターも見られますが、少ないです。

HEPAフィルターとULPAフィルターの違いは、簡単に言えばフィルターの性能が異なり、ULPAフィルターの方が高性能です。フィルターは、性能が高いほど捕集できる粒子のサイズが小さく、捕集率が高いです。

それなら、空気清浄機はULPAフィルターを採用する方が良さそうですが、ULPAフィルターはHEPAフィルターよりも空気を通しにくいデメリットがあり、ULPAフィルターだと風量が小さくなります。

空気清浄機では、風量の大きさは重要であり、風量が大きければ吸い込む空気の量も大きいので、空気に含まれる粒子を除去する能力が高まります。

また、HEPAフィルターは工場等にあるクリーンルームでも使われるほど高性能であり、空気清浄機にとってはHEPAフィルターの性能で十分です。

まとめると、空気清浄機にとってはHEPAフィルターの性能で十分であり、ULPAフィルターにして風量が小さくなるよりはHEPAフィルターにして風量を大きくする方が良いため、HEPAフィルター付きの空気清浄機が多く、ULPAフィルター付き空気清浄機が少ないです。