家電製品の選び方と買い方

ドラム式洗濯機のメリットとデメリット

最終更新日 2016年05月12日

注目を浴びるドラム式洗濯機

最近の洗濯機の最新モデルを見ると、ドラム式洗濯機が注目を浴びており、まるで次世代の洗濯機かのような印象を受けるかもしれませんが、まだまだ改善点は残っています。

それに、従来からよく見られる水槽式洗濯機(縦型洗濯機)は、まだまだ現役で、こちらも選ぶ価値は十分あります。

ここでは、ドラム式洗濯機のメリット、デメリットを紹介し、ドラム式洗濯機を選ぶ価値について考えてみたいと思います。

ドラム式洗濯機のメリット、デメリットの一覧

ドラム式洗濯機のメリットとデメリットには、主に以下のようなものがあります。

メリット
  • 使用水量が少ない
  • 叩き洗いを得意とし、衣類に優しい
  • 洗濯物が乾きやすい(乾燥機能付きの場合)
  • 洗濯物が取り出しやすい
  • 洗濯機上部のスペースが使える
デメリット
  • 洗浄力に劣る
  • 洗濯時間が長い
  • 振動による騒音が大きくなる場合がある
  • 設置スペースが広い
  • 価格が高い
以下では、一つずつ詳しく、それぞれのメリット、デメリットについて見ていきたいと思います。

ドラム式洗濯機のメリット

使用水量が少ない

ドラム式洗濯機では、水槽式洗濯機と違って、洗濯物全てが水に浸るようにする必要がありません。なぜなら、洗濯物が上下に動き、交互に水に浸るように洗浄するからです。また、使用水量が少ないという事は、使用する洗剤量も少ない事になりますので、水だけでなく洗剤の節約にもなります。

叩き洗いを得意とし、衣類に優しい

ドラム式洗濯機は、衣類を上から下に落とし、叩くように洗うので、衣類同士が絡みづらく、しわや傷みが生じにくいです。

洗濯物が乾きやすい(乾燥機能付きの場合)

乾燥機能付きドラム式洗濯機では、中の洗濯物が、互いに固まりにくいので、乾きやすいです。ただし、あまり乾燥機能を使わず、外に出して干す方にとっては、あまりメリットになりません。

洗濯物が取り出しやすい

ドラム式洗濯機では、側面に蓋がありますので、洗濯物が取り出しやすいです。ただし、これは人によってデメリットに感じます。例えば、背が高いと、かがむ姿勢になりやすいので、若干腰に負担がかかりやすく、洗濯機上部に蓋がある水槽式洗濯機が良いという方もいます。

洗濯機上部のスペースが使える

ドラム式洗濯機の上部には蓋がありませんので、物を置いたりできます。ただし、重い物など、何でも載せて良い訳ではありません。また、上部にスペースを空けておく必要が無いとも言えますので、住宅の構造によりますが、壁に囲まれた空間に入れるように設置する事が可能です。

ドラム式洗濯機のデメリット

洗浄力に劣る

ドラム式洗濯機は、使用水量や洗剤量が少ないせいか、衣類の洗浄力が劣ると言われています。しかし、よほど汚れた衣類でなければ、水槽式洗濯機と比べ、それほど差は出ません。

洗濯時間が長い

ドラム式洗濯機は、洗浄力が劣る部分をカバーするせいか、洗濯にかかる時間が比較的長いです。といっても、よほど急いで洗濯する必要が無い限り、気にならないレベルです。

振動による騒音が大きくなる場合がある

ドラム式洗濯機は、昔の洗濯機と比べたら、たいてい音が静かですが、特に振動による騒音が発生しやすいです。これは、恐らく内部の回転構造などが複雑で、技術的に解決するのが難しいからと考えられます。よって、周囲への騒音を気にする方は、設置場所に工夫が必要な場合があります。例えば、頑丈な土台に設置したり、洗濯機と床の間に振動を抑える素材を挟むと、振動を抑えられる可能性があります。

また、モーター音などの騒音ですが、こちらは水槽式洗濯機よりも静かと言われているくらいです。

設置スペースが広い

ドラム式洗濯機は、構造上どうしても本体サイズが大きくなってしまいますので、同じ洗濯容量で比較すると、水槽式洗濯機よりも設置スペースが広くなります。日本の住居では、まだまだドラム式洗濯機設置を考慮した設計がされていない所が多いですので、ドラム式洗濯機を導入する前に、設置場所に十分スペースがあるのか、設置場所に運ぶために、ドラム式洗濯機が通路やドアを通るのか、十分調べておく必要があります。

価格が高い

まだまだドラム式洗濯機の価格は高いです。機能や性能に優れ、安く販売されている水槽式洗濯機の価格と比べれば、ドラム式洗濯機の選択は見送るという方は多いでしょう。

どの家電製品にも言える事ですが、まず広く普及しないと価格は下がらないものです。今後各家庭に広くドラム式洗濯機が普及すれば、低価格化が実現するかもしれません。

ドラム式洗濯機を選ぶべきか

以上のドラム式洗濯機のメリット、デメリットを見てみると、必ずしもドラム式洗濯機を選ぶ方が良いという訳ではない事がわかります。まだまだ、従来の水槽式洗濯機の方が良いという方も多いでしょう。

まだまだ高価と言えるドラム式洗濯機よりは、水槽式洗濯機を選んだ方が無難かもしれません。しかし、ドラム式洗濯機の機能と性能は、成熟領域に入ったとは言えず、年々進化しています。洗浄力などはどんどん向上しており、必ず注意しなければならないデメリットと言えば、設置スペースが広い事だけと言えるくらいです。

特に最新テクノロジーを駆使した洗濯機を使用したい方や、ドラム式洗濯機のメリット、デメリットを十分吟味し納得した方にとっては、ドラム式洗濯機を選ぶ価値が十分にあると思います。洗濯機は長年に渡って使用するものなので、ドラム式洗濯機には、良いところも悪いところもある事を受け入れて、後悔の無いように選びたいです。