家電製品の選び方と買い方

ICレコーダーの選び方

最終更新日 2016年05月04日

ICレコーダーとは

ICレコーダーとは、人の会話や発言を録音するための機器です。会議、インタビューなど主にビジネス用途にICレコーダーが使われるイメージがありますが、英会話や楽器の演奏を録音するなど個人的な趣味においてもICレコーダーは使われています。

昔はテープレコーダーが主に使われてましたが、ICレコーダーはデジタル録音ですので音質の劣化が無く、記録時間も長い上に非常に小型サイズです。またテープのように巻き戻し作業がいりません。さらにパソコンへデータを移動するのも可能な機種が多く、データの保存も容易です。そのため、今はテープレコーダーからICレコーダーへと主流が変わったと言えます。

最近デジタルオーディオプレーヤーにも音声を録音できる機能がある製品が多くなってきましたが、それはあくまでおまけの機能です。ICレコーダーの利便性や機能性能を考えると、音声録音のためにICレコーダーを購入する価値は十分あります。

ICレコーダーは価格の差を結構感じる家電製品です。数千円ぐらいのエントリーモデルから3万円以上するハイスペックモデルまでありますが、後者の方が使いやすく録音した音声がきれいです。スペックからではあまり性能の差がわかりにくいですので、価格を目安に選ぶのもありです。

録音形式(記録形式)の選び方

まずどの製品もモノラル録音ができます。きれいに録音するためにもステレオ録音できるICレコーダーを選びたいです。

ステレオ録音だと、特に複数の音声を聞きやすいように録音できます。例えば、周りがガヤガヤとした騒がしい環境でも、ステレオ録音した音声はモノラル録音にしたときよりも鮮明に再生できます。

メモリーの選び方

外部記憶メモリーと内蔵メモリー

ICレコーダーは、SDカードなどの外部記憶メモリーを使用するタイプと、内蔵メモリーを使用するタイプに分かれます。

前者の外部記憶メモリーを使用するタイプは、SD カード等のメモリーカードを使用します。抜き差しができるため、予備のメモリーカードを買い足しておけば、データがいっぱいになってもメモリーカードを交換する事で、さらに録音が可能です。

後者の内蔵メモリータイプは、ICレコーダーのデータがいっぱいになったら、USB 接続などでパソコンにデータを移す必要があります。最近のICレコーダーは内部メモリーを搭載する製品が多いです。

内蔵メモリーでも十分容量が大きい

音声データはそこまで保存に必要な容量が大きくなく、メモリーの低価格化と大容量化が進んだため、内蔵メモリーでも十分な量のデータを保存できます。そのため、よほど長時間の録音を必要としなければ、内部メモリーを使用するICレコーダーを選んでも問題ありません。

ただし、自分が必要とする録画可能時間があるかどうか確認して選ぶ必要があります。安価なICレコーダーだと内部メモリー容量が少なく、録音可能時間が短い場合がありますので注意が必要です。

もし、自分が必要とする録音可能時間を満たさない場合は、外部記憶メモリーを使用するICレコーダーを選ぶと良いです。複数の外部記憶メモリーを携帯しておけば、交換時に録音を停止する必要があるものの、外部記憶メモリーがあるほど録音可能時間を伸ばせます。

外部記憶メモリーのコスト

内部メモリーのICレコーダーでも良くても、外部記憶メモリーを使用するICレコーダーを選び、パソコンにデータを移す作業を少なくする手がありますが、外部記憶メモリーは気軽に買えるほど安くありませんし、小型で無くしやすい外部記憶メモリーの管理の手間も考慮すると、内部メモリーを使用するICレコーダーを選ぶ方が良いです。

録音可能時間(記録可能時間)の選び方

ICレコーダーで録音できる時間は有限のため、自分が必要とする録音可能時間を満たす製品を選ぶ必要があります。

たいていのICレコーダーは音質を設定して録音が可能であり、例えば最高音質の場合10時間以上録音でき、最低音質だと100時間以上録音可能というようになっています。

ICレコーダーの使い方によりますが、最高音質で録音した場合の録音可能時間を目安で選ぶのがおすすめです。音質を重視しなければ最低音質での録音可能時間を目安にするのも良いですが、ICレコーダーによっては最低音質だとかなり音が悪くなります。また、せっかく録音して残しておくなら、ベストな音質で残しておきたいものですので、最高音質で録音する使い方を想定して選びたいです。

内蔵メモリーを使用するICレコーダーなら、パソコンなど他の機器にデータを移しながらICレコーダーを使用できますので、それほど録音可能時間に余裕を持たせて選ぶ必要はありませんが、想定外に長時間の録音が必要になるケースを考えて、録音可能時間には余裕を持たせて選びたいです。

外部記憶メモリーを使用するICレコーダーを選び、複数のメモリーを買っておいて、交換しながら使って録音可能時間を伸ばす使い方もありですが、結構外部記憶メモリーは値段が高いです。そのため、本体価格が高くても録音可能時間が長い内部メモリーを使用するICレコーダーを買ってもコストが同程度か安い場合がありますので注意が必要です。

また、ICレコーダーにデータを溜め込んで使用するなら録音可能時間は長い方がいいですが、そうすると聴きたい音声を探すのが大変になってきます。そのため、小まめにデータを整理しながら使用するのがおすすめです。

電池持続期間の選び方

ICレコーダーは、電池で動作する家電製品であり、単3アルカリ乾電池や単4アルカリ乾電池を電源とする製品が多いです。

電池持続時間は約10時間となる製品が多く、録音可能時間より短いものです。もし、連続して長時間録音する必要があるのであれば、録音可能時間よりも電池持続時間に注目して選ぶ必要があります。

また、電池は消耗品ですのでランニングコストがかかります。もし頻繁にICレコーダーを使用する方は、電池の購入コストを抑えるために、ニッケル水素充電池などが使える製品を選ぶのがおすすめです。

ICレコーダーの中には、バッテリー(充電池)内蔵の製品もありますが、やや価格が高めのハイスペックモデルに搭載されていることが多いですので、バッテリー内蔵の IC レコーダーを選ぶなら、やや価格が高い製品に注目して選ぶと良いです。

付属マイクの選び方

ICレコーダーに内蔵されているマイクに、各製品の間でそれほど差がでるものではないですが、やはり高価な製品ほど内蔵マイクの性能が高く、きれいに録音できます。実際に録音して聴いてみないとわからないものですが、メーカーによっては自社のウェブサイトで、製品情報として実際に様々な環境で録音したデータを公開していますので、そこで試聴してみると良いです。

外部マイクの使用

ICレコーダーの内蔵マイクは普通無指向性マイクですので、周囲の音全て拾います。ある特定の音声を録音したいときや、よりきれいに録音したい場合は外部マイクを使用するのがおすすめです。付属マイクでも結構きれいに録音できますので、実際に購入して録音してみてから外部マイクの購入を考えると良いです。

もし外部マイクを使用する、もしくは使用を考えているのであれば、ICレコーダーにマイク用の外部接続端子が付いている必要がありますので、マイク用の外部接続端子が付いているか確認して選ぶ必要があります。

大きさや重量の選び方

ICレコーダーは、携帯するものですので、たいていの製品は非常に小型で軽いです。そのため、どれを選んでも持ち運びに不便を感じるほど、大きくて重くはありません。特に目立たないように録音したいときなどは、ICレコーダーは小さくて軽いもの選ぶと良いです。

ICレコーダーの中には本体サイズが大きくて重い製品があり、10万円クラスとなるような高級機に見られます。実際に製品を見て選ばないのであれば、念のために大きさや重量も確認しておくと良いです。

付属品

製品によって付属品の内容は違いますが、イヤホンなどが同封されています。製品のグレードの違いによって外部マイクが付くなどの違いが出る場合があります。