家電製品の選び方と買い方

ノートパソコンの選び方

最終更新日 2016年05月04日

ノートパソコンとは

ノートパソコンは、ノートのように小型で軽量で持ち運びが容易なパソコンです。バッテリーを搭載していますので、電源コンセントがない外出先といった環境でも使用可能です。

設置スペースが少なくすみ、移動も楽にできますので、自宅等の室内のみで使う場合でもノートパソコンは便利です。

デメリットの一つとして、同等な機能と性能を持つデスクトップパソコンと比べると価格が高い事があります。この理由として、小型化するために必要なコストが大きい事があります。しかし、ノートパソコンの低価格化が進み、デスクトップパソコンよりも高いですが、ノートパソコンは随分と購入しやすい価格になりました。

できるだけ安く済ませたい場合は、デスクトップパソコンを選ぶのが合理的ですが、持ち運びする必要がなくても設置スペースの少なさや移動のしやすさを考えると、多少高くてもノートパソコンを選ぶ価値は十分にあります。

ノートパソコンのサイズの選び方

ノートパソコンには、大きく分けて A4 サイズ(据え置き型)、B5 サイズ(軽量2スピンドル)、モバイルサイズがあります。サイズの違いにより、使いやすさや持ち運びのしやすさが変わってきますので、自分のパソコン使用用途を考慮して選ぶ必要があります。

それぞれの特徴は以下のようになります。

A4 サイズ(据え置き型)

ノートパソコンの中で、最大級の大きさを持つタイプです。室内のみで使うならこの A4 サイズがおすすめです。なぜならサイズが大きいノートパソコンほど、液晶画面に表示される情報が多く、キーボード面積が広いため、操作性がよく快適だからです。

A4 サイズは、本体サイズが大きい分冷却性にも優れ、性能の高い PC パーツが搭載できるため、性能の高いモデルには A4 サイズが多いです。

A4 サイズは、大きく重いため、持ち運びするには不向きですが、移動距離が短い、または移動手段が車といった方法であれば、外出先に持ち運ぶ機会が多くても A4 サイズを選ぶのが良いです。

B5 サイズ(軽量2スピンドル)

B5 サイズは、A4 サイズと比較すると一回り小さいです。機能性能と大きさのバランスがとれていますので、室内でもメインマシンとして使用し、かつ頻繁に外出先に持ち運びしたいのであれば、B5 サイズがおすすめです。

モバイルサイズ

モバイルサイズは、軽くて小さいので、持ち運びが容易です。ただし、本体サイズが小さいので、搭載できる PC パーツの数や種類に限度があり、機能と性能が大きく制限されます。また、液晶画面が小さく、キーボード面積が狭いため、快適な操作環境は得られません。

そのため、機能や性能、操作性を犠牲にしてでも、持ち運びしやすさを重視したい場合、モバイルサイズのノートパソコンはおすすめです。

液晶画面サイズ

ノートパソコンのメーカー等では、A4 サイズや B5 サイズ、モバイルサイズで分けるのではなく、液晶画面サイズで分けている場合があります。ノートパソコンのサイズと液晶画面サイズの関係は以下のようになります。

ノートパソコンのサイズ 液晶画面のサイズ
A4 サイズ(据え置き型) 15型 〜
B5 サイズ(軽量2スピンドル) 12型 〜 14型
モバイルサイズ 〜 11型

OS の選び方

Windows か Mac OS

パソコンの OS には大きく分けて Windows と Mac OS があります。仕事や学校などで使用する OS が決まってる場合はそれに合わせた方が良いです。将来使いたいパソコン周辺機器やソフトがある場合、どちらか一方の OS に対応していない場合がありますので、その点も考えて OS を選ぶ必要があります。

使い方の難しさについては、両 OS とも使いやすくよくできていますので、どちらを選んでも大丈夫です。ただし、Windows ユーザーが多いせいか、インターネット上や書籍には、Windows 関連の情報が多く、わからない事があれば解決に至る情報が入手しやすいため、Windows の方が若干使いやすいと言えます。

当サイトでは、Windows 搭載パソコンを選択するとした上で、パソコンの選び方を紹介しています。

Windows のバージョン

Windows は数年ごとに新しいバージョンが登場します。新しいバージョンの Windows が登場すると、各パソコンメーカーやパソコンショップは、最新バージョンの Windows を搭載したパソコンを販売し始めますが、しばらくは古いバージョンとなる Windows を搭載するパソコンも販売し続けます。

最新バージョンの Windows 搭載パソコンを選ぶのが無難と言えますが、古いバージョンじゃないと動かないソフトウェアを使う必要性があったり、古いバージョンの方が使いやすい等の理由があれば、古いバージョンの方を選ぶ必要があります。

以下は、最近の Windows のバージョン一覧です。

バージョン 特徴など
Windows 7 Windows 7 では、前のバージョン Windows Vista で不評だった問題点が解決されており、使いやすいと高い評価を受けています。
Windows 8 Windows 最新バージョンとなる製品です。本格的にタッチパネル操作に対応したのが大きな特徴で、タッチパネル操作しやすいユーザーインターフェースを用意しています。

Windows のエディション

Windows は、同じバージョンの製品でも、さらに複数のエディションに分かれています。エディションによって使える機能が異なります。大まかに分けて、一般ユーザー向けのエディションとビジネスユーザー向けのエディションがありますが、個人で使用するなら一般ユーザー向けのエディションで十分です。

CPU の選び方

CPU とは

CPU は、パソコンの頭脳的な存在です。CPU の性能の高さによって、パソコンの性能の高さが決まるとは言い過ぎになってしまいますが、パソコンの性能の高さに大きな影響を及ぼす PC パーツですので、パソコンの性能の高さを重視するなら、しっかりとパソコンに搭載される CPU に注目して選ぶ必要があります。

CPU 製造メーカー

パソコン用の CPU 製造メーカーは、インテル社と AMD 社が大きなシェアを獲得しています。実質、インテル社か AMD 社が製造している CPU の中から選ぶ事になりますが、国内の個人向けパソコンではインテル社のシェアが大きいため、インテル社の CPU が搭載されたパソコンを選ぶ事になる可能性が高いです。

AMD 社のシェアが低いからと言って悪い訳ではありません。どちらのメーカーの CPU も優れており、優劣を付けるのは難しいほどなので、どちらを選んでも問題ありません。

インテル社のノート用 CPU

以下は、インテル社が製造しているノート用 CPU 一覧です。性能が高い方からハイスペッククラス、スタンダードクラス、エントリークラスに分けています。

性能クラス CPU 名
ハイスペック Core i7 Extreme
Core i7
スタンダード Core i5
Core i3
エントリー Pentium
Celeron
Atom

AMD 社のノート用 CPU

以下は、AMD 社が製造しているノート用 CPU 一覧です。性能が高い方からハイスペッククラス、スタンダードクラス、エントリークラスに分けています。

性能クラス CPU 名
ハイスペック A-Series
スタンダード E-Series
Phenom II
エントリー C-Series
Turion II
Athlon II

パソコンの使用目的を考慮して CPU を選ぶ

CPU は性能が高いほど価格が高くなり、パソコン全体の価格も高くなります。できるだけ安く買うには、性能が低い CPU が搭載されたパソコンを選ぶ事ですが、パソコンの使用目的によっては性能が低い CPU だと支障をきたす恐れがあります。そのため、予算も大事ですがパソコンの使用目的もよく考慮して選びたいです。

ハイスペッククラスの CPU は、価格が高いですが性能が高く、あらゆる作業を効率的に速く行います。特に PC ゲームや動画編集、画像編集など、パソコンに負荷がかかる作業を行う場合は、ハイスペッククラスの CPU を選ぶ必要があります。性能が高い CPU を選ばないと、アプリケーションの動きが鈍くなり、ストレスが溜まる原因となります。

スタンダードクラスの CPU は、価格と性能とのバランスがとれた CPU です。パソコンの性能が低くても良いと判断した場合でも、予算に余裕があればスタンダードクラスの CPU を選ぶのがおすすめです。ある程度性能が高い CPU を搭載したパソコンは快適に動作しストレスが溜まりませんし作業効率が上がります。

エントリークラスの CPU は、性能は低いですが価格が安いです。インターネットやメールなど、パソコンに負荷があまりかからない作業を行うのであれば、これらの CPU でも十分な性能です。

パソコンの使用目的が決まっておらず、パソコンを使いながら使用用途を見つけていきたい場合は、今後使うパソコン周辺機器やソフトウェアが、パソコンの性能がある程度高くないと、これらがまともに使えない場合もありえますので、できるだけ性能の高い CPU を選びたいです。ハイスペッククラスの CPU を選べば万全ですが、自分にとって不必要なほど性能が高い CPU となってしまう場合があります。後に CPU の性能が足りない恐れがありますが、予算も考慮するならスタンダードクラスの CPU を選ぶのが無難です。

最近の CPU は随分と性能が底上げされましたので、高性能な CPU が必要となる PC ゲームや動画編集ソフトウェアでも、スタンダードクラスの CPU で十分なほどです。ただし、中にはハイスペッククラスの CPU でないと不十分な場合もありますので、予算に余裕があればハイスペッククラスの CPU が搭載されたパソコンがおすすめです。

メインメモリーの選び方

メインメモリーとは

メインメモリーは、パソコンのデータを一時的に保存するために使用する PC パーツです。長期的にはパソコンのデータは、ストレージと呼ばれる PC パーツに保存されていますが、データの読み書き速度が遅いストレージに保存したままでは、パソコンの処理速度が向上しません。そこで、データの読み書き速度が速いメインメモリーにデータを一時的に保存しておく事で、CPU はメインメモリーと高速にデータをやり取りでき、パソコンの処理速度の向上を実現します。

メインメモリーの容量

メインメモリーに注目してパソコンを選ぶ場合、メインメモリーの容量が重要になってきます。メインメモリーの容量は、どれだけの量のデータを一時的に保存できるか示します。容量が大きいほど、高速にやり取りできるデータ量が増えるため、パソコンの処理速度の向上に期待できます。

ただし、不必要なほど容量が大きいと、使わない分の容量が出てきてしまい無駄になってしまいます。そのため、パソコンの使用目的を考慮して、不必要なほどメインメモリー容量が大きいパソコンを選ばないようにしたいです。

CPU と同じように使用目的を考慮してハイスペッククラス、スタンダードクラス、エントリークラスを選ぶとすると、メインメモリー容量の目安は以下のようになります。パソコンの使用目的が具体的に決まっていない場合は、スタンダードクラスのメインメモリー容量の目安にしておくのが無難です。後にメインメモリー容量が足りなくなっても、たいていのパソコンは、別途購入したメインメモリーを増設、もしくは交換する事で、メインメモリー容量アップが可能です。

性能クラス メインメモリー容量の目安
ハイスペック 8GB 〜 16GB
スタンダード 4GB 〜 8GB
エントリー 2GB 〜 4GB

ストレージの選び方

ストレージとは

ストレージは、パソコンのデータを長期的に保存するために使用する PC パーツです。パソコンでは、文書ファイルや動画ファイル、画像ファイル、音楽ファイル等、様々なデータを扱いますが、これらのデータを保存しておくために必要となります。

ストレージの種類

従来は、ストレージとして HDD(ハードディスクドライブ)が使われてきましたが、SSD(ソリッドステートドライブ)も使われるようになってきています。SSD は容量あたりの価格が高いというデメリットがありますが、データの読み書き速度が速く、複雑な内部構造を持たないため衝撃に強く、動作音が静かで消費電力が低いというメリットがあります。

特に衝撃に強い事は、持ち運びにより外部からの衝撃を受けやすいノートパソコンにとって大きなメリットとなります。また、消費電力が低い事により、バッテリーの持ち時間が延びるというメリットも生じます。

そのため、ノートパソコンを購入するなら SSD の方をおすすめしたいところですが、HDD も十分実用的に使えるストレージであり、容量あたりの価格が安いというメリットがありますので、特にストレージの容量を重視して、できるだけ予算を抑えたい場合は、HDD がおすすめです。

HDD 容量

HDD の大容量化と低価格化が進み、安いパソコンでも十分な HDD 容量があります。テレビ番組の大量録画や、大量の映像ファイルを扱うといった作業をしなければ、HDD 容量を全て使い切る事は難しいほどです。

そのため、特に HDD 容量を気にせずにパソコンを選んでも問題ないくらいです。後に HDD 容量が足りなくなっても、後から外付け HDD などで簡単に HDD 容量を増やすことが可能です。

テレビ録画や動画の編集にパソコンを使用する方は、容量が大きくなる動画ファイルを扱う必要があるため、HDD 容量が大きいパソコンを選んでおくと良いです。

SSD 容量

SSD 搭載パソコンを選ぶ場合、価格が問題になってきます。SSD は、容量あたりの価格が高い事から、HDD と同じように容量を選ぶと、パソコン全体の価格が跳ね上がります。そのため、予算に余裕がない場合は、あまり容量が大きい SSD 搭載パソコンを選ばない方が良いです。

それか、小容量の SSD と大容量の HDD の両者を搭載したパソコンを選ぶ手があります。このようなパソコンは、SSD に頻繁に使う OS やソフトウェアのデータを保存しておいて処理速度の向上を実現し、HDD で容量不足をカバーします。完全ではありませんが SSD のメリットを活かせ、HDD がある事で容量不足となる問題を回避できます。

ただし、SSD と HDD の両方を搭載する必要があるため、小型サイズのノートパソコンでは搭載ができず、SSD と HDD の両者を搭載するモデルは見られません。そのため、SSD と HDD の両者を搭載したノートパソコンを選ぶなら、サイズが大きいノートパソコンを選ぶ必要があります。

光学ドライブの選び方

たいていのパソコンには、DVD の全規格に対応した DVD スーパーマルチドライブが搭載されており、これがあれば十分です。次世代の光学ドライブは、ブルーレイディスクドライブですが、低価格化が進み、ブルーレイディスクドライブ搭載でも、パソコンの価格はそれほど上昇しません。

予算に余裕があれば、ブルーレイディスクドライブ搭載パソコンがおすすめです。後から外付け光学ドライブを購入すれば、いろいろな光学ドライブが使えますので、パソコン購入時は DVD スーパーマルチドライブにしておき、後にブルーレイディスクドライブを購入するのもありです。

光学ドライブを搭載しないノートパソコン

小型サイズのモバイルパソコンの中には、サイズと重量を抑えるために光学ドライブを搭載していないモデルがあります。このようなモデルでは、外付け光学ドライブを使用する事になりますので、購入時にセットで外付け光学ドライブが付いてくるのか、別途で購入して用意する必要があるのか確認が必要です。

バッテリーの選び方

ノートパソコンには、電源コンセントが無い環境でも使えるようバッテリーが搭載されています。ノートパソコンを電源コンセントがある環境で使用するなら、バッテリーについて気にしなくても問題ないですが、外出先等の電源コンセントが無い環境で使用するなら、バッテリーに注意して選ぶ必要があります。

バッテリー駆動時間は、スペック表記の半分と見積もって選ぶ

ノートパソコンの仕様には、バッテリーの駆動時間が記載されています。自分にとって十分なバッテリー駆動時間を持つノートパソコンを選ぶ必要があります。注文時に仕様を変更できる BTO カスタマイズに対応している場合、バッテリー容量をアップできるモデルもありますので、仕様に記載されているバッテリー駆動時間では不十分でも、念のため BTO カスタマイズでバッテリー容量をアップできないか見ておくと良いです。

ただし、仕様に書いてあるバッテリー駆動時間は、実際にパソコンを使用している動作状態とは、かけ離れた動作状態で測定されたものです。これは、公平に測定しやすくするためであり仕方ない事です。そのため、実際のバッテリー駆動時間は、仕様に書いてあるバッテリー駆動時間の半分と見積もっておくと良いです。実際は、7〜8割くらいとなりますが、充電を繰り返していくうちにバッテリーは劣化していきますので、その分も考慮すると半分と見積もっておくのが無難です。

予備のバッテリー

購入したいノートパソコンがあるがバッテリー駆動時間のみがネックとなったりした場合、予備のバッテリーを使う手があります。予備のバッテリーは、メーカーの直販ショップやパソコンショップで売られていますが、全てのモデルに予備のバッテリーがあるとは限りませんので、予備のバッテリーを使用する前提でノートパソコンを選ぶなら、予備のバッテリーがあるのか確認が必要です。