家電製品の選び方と買い方

ブルーレイディスクレコーダーの選び方

最終更新日 2018年10月19日

ブルーレイディスクレコーダーとは

テレビ番組などを録画する機器の主流は、ビデオデッキから DVD レコーダーや HDD レコーダーに移行してきましたが、今後はブルーレイディスクレコーダーが主流となるでしょう。

このブルーレイディスクレコーダーとは、DVD の次世代にあたるブルーレイディスクが使える録画機器です。たいていのブルーレイディスクレコーダーは、HDD を内蔵し、DVD も使えるので、DVD レコーダーや HDD レコーダーでブルーレイディスクが使えるようになった録画機器とも言えます。

ブルーレイディスクとは

ブルーレイディスクは、DVD の容量と比べ大幅にアップしており、略して BD とも記載されます。DVD の容量は、4.7 GB ですが、ブルーレイディスクでは、25 GB と約5倍になっています。また、片面2層のブルーレイディスクは、容量が 50 GB となっています。

このおかげで、ブルーレイディスクでは、地上デジタル放送などの番組を、ハイビジョン画質で長時間保存できます。

録画に使用するブルーレイディスクには、大きく分けて BD-R と BD-RE があり、両者の最大の違いは、書き換えが可能かどうかです。BD-R は、書き換えができませんので、一度録画したら消す事ができません。BD-RE は、書き換えが可能なので、繰り返し録画が可能です。

名称 特徴
BD-R 書き込みが可能な BD ですが、書き換えは不可能です。
BD-RE 書き込みと書き換えが可能な BD です。

DLNA 機能搭載 BD レコーダーで映像配信

まだ普及はしてませんが、録画したコンテンツを離れたテレビやパソコン等に配信できる DLNA 機能搭載 BD レコーダーが増えてきています。映像を受信するテレビ等も DLNA 機能を搭載している必要がありますが、録画コンテンツを視聴する楽しみ方を広げるためにも、DLNA 機能搭載 BD レコーダーがおすすめです。

DLNA 機能は、まだ普及し始めたばかりの事もあり、DLNA 機能搭載 BD レコーダーを選ぶときは、互換性情報(メーカー公式サイトで見られます。)をよく見ておく必要があります。同じメーカー同士でも、互換性が無く、映像の配信や受信ができない場合がありますので、互換性情報の確認は必須です。

また、地上デジタル放送番組等の著作権保護されたコンテンツを配信するためにも、DTCP-IP に対応しているかは要チェックです。

スペックの見方

項目 見方
HDD 容量(GB) HDD が内蔵されているなら、その容量の選択は重要です。各メーカーの製品には、容量が異なるモデルが幾つかあり、一般的に HDD 容量が大きい方が、機能性能が高いモデルとなっています。

HDD 容量が大きいほど、価格は高くなりますが、容量が大きいほど、大量の番組を保存できますので便利です。500 GB 以上は欲しいところです。

しかし、録画した番組をこまめにブルーレイディスクなどに移行するのであれば、容量が小さくても問題はありません。
対応 DVD ディスク たいていのブルーレイディスクレコーダーは、DVD の再生や録画に対応しています。ただし、全ての DVD の規格に対応しているとは限りませんので、どうしても使用したい DVD の規格がある場合は、その規格に対応している製品を選ぶ必要があります。
VHSビデオ対応 少ないですが、VHSビデオが使用可能なブルーレイディスクレコーダーもあります。VHSビデオ対応の製品は、本体サイズが大きくなりますが、ビデオから HDD やブルーレイディスクへのダビングが簡単なので便利です。
チューナー
2011年7月24日にアナログ放送が終了する予定です。今、ブルーレイディスクレコーダーを買ったら、アナログ放送が終了した後も使うでしょうから、デジタル放送に対応している事は必須です。

といっても、最近発売されたブルーレイディスクレコーダーなら、まずデジタル放送に対応しています。

また、2番組同時録画をしたいのであれば、ダブルチューナー搭載の製品を選ぶ必要があります。
入力端子
出力端子
他のAV機器などから映像を取り込みたい場合は、入力端子にSビデオ端子があると、コンポジット端子と比べ画質の劣化が少ないです。
他のAV機器(薄型テレビなど)とつなげて高画質で楽しむためにも出力端子にD端子、HDMI端子がついているのがおすすめです。特にハイビジョン対応のD3端子かD4端子、HDMI端子がついているものがおすすめです。

光デジタル音声出力端子があれば、ホームシアターなどと接続する場合音質の劣化がほとんどありません。音質にもこだわりたい方は、光デジタル音声出力端子があるのがおすすめです。