家電製品の選び方と買い方

エアコンの寿命はどれくらい?

最終更新日 2019年05月27日

エアコンの寿命は10年なのか

エアコン|よくあるご質問|お客様サポート|空調・家電機器|製品情報|コロナ には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
寿命は、合計した運転時間で決まり、冷房1008時間/年・暖房1183時間/年の使用で10年が目安となっています。
エアコンの寿命は運転時間で決まってくるようであり、経年劣化や使用による消耗により故障するまでの期間という意味での寿命は10年と考えられます。

エアコンの買い替え時期 | エアコンシェルジュ | エアコン | Panasonic には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
一般的に家庭用エアコンの寿命は10年程度と言われています。使い続けると部品の劣化は避けることができません。
まずはエアコンの本体に貼ってある製品寿命を明記したシールを確認しましょう。
部品の劣化の話が出てきますので、経年劣化や消耗により故障するまでの期間という意味での寿命が10年と考えられます。

「製品寿命を明記したシール」とは、設計上の標準使用期間が明記されているシールのことと思われます。

どのくらいの期間使えますか? : よくあるご質問(エアコン) - 富士通ゼネラル JP には、設計上の標準使用期間について、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
当社エアコンの設計上の標準使用期間(注1)は10年です。

(略)

※運転時間や温湿度など、標準的な使用条件(注1)に基づく経年劣化に対して、製造した年から安全上支障なく使用することが出来る標準的な期間です。

※設計上の標準使用期間は、無償保証期間とは異なります。また、一般的な故障を保証するものでもありません。当社エアコンのメーカー保証期間については以下のページをご覧ください。

(略)

設計上の標準使用期間を超えてお使いいただいた場合は、経年劣化による発火・けが等の事故に至るおそれがありますのでご注意ください。
一般的に家電の寿命は、経年劣化や消耗により故障するまでの期間をイメージする人が多いと思います。

その意味での寿命を迎えるまで使い続けても安全な家電であれば良いのですが、使い続けると安全上の問題が出てくる家電もあり、このような家電の中にエアコンも含まれると考えられます。

このような家電の場合では、設計上の標準使用期間を寿命の目安と判断するのが望ましいです。

コロナの記事やパナソニックの記事に寿命は10年と書かれていましたが、富士通ゼネラルの記事と同じように設計上の標準使用期間という意味で寿命は10年と思われます。

エアコンは10年を経過しても、まだ故障しないことが多いと思われます。

エアコンの寿命は13〜14年なのか

エアコンの買い替え年数をグラフ化してみる(最新) - ガベージニュース には、内閣府が発表した消費動向調査の2019年3月実施分のデータを基に、エアコンの買い替え年数を分析、解説した内容が掲載されています。(この記事の公開年月日は2019年4月19日)

この内容からざっくり言うと、最近ではエアコンの買い替え年数は13〜14年であり、買い替え理由の約70%が故障です。

経年劣化や消耗により故障するまでの期間という意味での寿命は、13〜14年くらいと言えると考えられます。