パソコンは簡単に修理ができるのか
最終更新日
2018年10月19日
パソコンの修理は難しい
パソコンは、家電製品の中で比較的自分で修理をしやすいものです。その理由は、修理に使える PC パーツが多く出回っており、パソコンは大雑把に言えば複数の PC パーツを組み合わせられて作られていますので、修理に必要な交換作業等がしやすいからです。なので、パソコンが故障しても自分で修理して使い続けたいと思うところでしょう。また、故障しても自分で修理すれば何とかなると判断し、延長保証や長期保証に入らなくて良いと考える事もあるでしょう。
しかし、安易に自分で修理ができるだろうと判断するのは考え物です。私は、どちらかと言うと自分でパソコンを修理する事を推奨しますが、少なくとも万人には推奨しません。その理由は、簡単に言えば、パソコンの修理は難しいからです。
故障箇所を特定するのが難しい
パソコンの修理の難しさには様々な理由がありますが、特にパソコンの故障箇所を特定するのが難しく、故障箇所を特定しないと、どの PC パーツを交換したりすれば良いのかわかりませんので先に進めません。明らかにここが壊れているなと判断できる故障するケースが多いですが、簡単に故障箇所を特定できない壊れ方をする事は珍しくありません。例えば、パソコンの電源ボタンを押しても起動しない場合は、電源やマザーボード、ビデオカード等のどれかが故障している可能性が考えられ(電源ボタン押下後の、各 PC パーツの微妙な動き次第で、故障箇所を特定する事が可能な場合があります。)、特定するには、それぞれ交換して起動してみる作業が必要です。
そのためには、代用可能な PC パーツを用意して交換する必要があり、交換作業も大変ですが、誰もが代用可能な PC パーツを持っているとは限らないでしょう。恐らく持っている人は少ないと思います。無ければ購入すれば良いですが、もし間違っていたら無駄な出費となります。
パソコンの修理は難しいと考えておく
以上の内容に限らず、他にもパソコンの修理で苦しむ事があります。人によっては、この修理の苦しさが楽しく、または修理できたときの達成感を味わうために、パソコンの修理に果敢に挑むでしょうが、全ての人がそうとは言えないでしょう。なので、パソコンを自分で修理できると安易には判断しない事をおすすめします。特に故障しても簡単に修理できるだろうと判断して、延長保証や長期保証に入らないと早々に判断しない方が無難です。パソコンは、保証期間でないと修理費がかなりかかりますので、もし保証を長くできるサービスがあれば、有料でも入っておくのが安心です。