家電製品の選び方と買い方

コンセントへのプラグの差し込み方には、正しい向きがあるのか

最終更新日 2016年05月25日

一般的には、どちらの向きに差し込んでも問題ない

電気が直流であれば、プラスとマイナスという極性がありますが、コンセントから流れてくる電気は交流です。交流の電気には、プラスとマイナスという極性がありません。

そのため、コンセントへプラグを差し込む際は、どちらの向きに差し込んでも問題ありませんが、一部の機器は差し込む向きが決まっています。また、どちらの向きに差し込んでも構わないが、望ましい向きで差し込む方が良い機器もあります。

その理由は、コンセントにはプラスとマイナスではない別の極性があり、その極性に合わせる必要があるからです。

コンセントには、アース側とホット側という極性がある

一般的なコンセントの差し込み口には、細長い2つの穴がありますが、アース側(クール側またはコールド側とも呼ばれる)とホット側という極性があります。左側の穴がアース側、右側の穴がホット側です。

コンセントによっては、アース側とホット側を明確にするため、2つの穴を比較すると左右で長さが異なっている場合があり、その場合は左側の長さが 9mm、右側の長さが 7mm になっています。

アース側は、アースされているのでアース側と呼ばれますが、屋外にある柱上変圧器に異常が発生して、家庭に高圧の電気が流れてしまうのを防ぐためにアースされています。アースされていれば、アースを通して高圧の電気が大地に逃げていきます。

機器をアース端子やアース棒に接続してアースすることがありますが、このアースは機器が漏電した時に感電等を防ぐためのものであり、役割が違います。

差し込む向きが決まっている機器

コンセントのアース側は、機器のノイズを大地へ逃がすこともできます。ノイズが大敵な機器ではプラグを差し込む向きが決まっており、2つの穴が左右で長さが異なっているコンセントのように、プラグの刃が左右で長さが異なっています。このようなプラグは、極性付きプラグと呼ばれます。

極性付きプラグは、2つの穴が左右で長さが同じコンセントには差し込めませんが、極性付きプラグに対応している延長コードを使用する手があります。

コンセントのアース側に合わせて差し込む方が良い機器

プラグの刃が左右で長さが同じでも、片方の刃の方に目印、または電源コードの片方にラインがある機器があります。このような機器では、目印やラインがある方を、コンセントのアース側に合わせて差し込む方が良い機器です。合わせて差し込むことが必須ではありませんが、ノイズを逃がした方が良い機器では、合わせて差し込む方が良いです。

例えば、映像機器や音響機器には、コンセントのアース側に合わせて差し込む方が良い機器が多く見られますが、ノイズが画質や音質に悪影響を与える恐れがあるからです。

たいていは、コンセントのアース側に合わせずに差し込んでもノイズの影響が出ているのかわからないほどですので、あまり神経質になる必要はありませんが、コンセントのアース側に合わせずに差し込んだ結果ノイズの影響が出ている場合は、コンセントのアース側に合わせて差し込み直せば改善する可能性があります。