家電製品の選び方と買い方

ブラウン管テレビから薄型テレビに買い換えると、電気代がお得?

最終更新日 2016年05月06日

テレビは、サイズが大きいほど消費電力量が多い

テレビといえば、液晶テレビやプラズマテレビ等の薄型テレビが主流となり、ショップではブラウン管テレビの姿がすっかり見られなくなりましたが、まだ自宅などでブラウン管テレビを使用している方も結構いると思います。もう薄型テレビの価格は随分と安くなり、ブラウン管テレビと比べ設置スペースをとらず、電気代も抑えられるため、そろそろ買い替えようと検討している方もいると思います。

そこで、ブラウン管テレビから薄型テレビへ買い替えようとする場合、電気代について気にするのであれば、必ずしも薄型テレビに買い替える事で、電気代が安くなるとは限らない事に注意する必要があります。特に薄型テレビは、サイズが大きいものに手を出しやすく、当たり前の話ですが、ブラウン管テレビと、より大きなサイズの薄型テレビを比べたら、後者の方が消費電力が高く、電気代が多くかかってしまいます。

少なくとも、ブラウン管テレビとほぼ同じサイズの薄型テレビへ買い替えるのであれば、ほぼ確実に電気代の節約につながりますが、薄型テレビは、名前の通り薄くて設置スペースをとらないため、より大きなサイズのものを選んでしまいがちです。それに、薄型テレビの価格は随分と値下がりした事も、より大きなサイズのものを購入する後押しをするでしょう。

大画面サイズから得られるメリットは大きいものですが、日々の電気代を気にする場合は、小さすぎず大きすぎないサイズの薄型テレビを選ぶのが大切です。

サイズが大きい薄型テレビを選ぶほど、電気代が節約できる?

ショップによっては、大きいサイズの薄型テレビを選ぶほど、電気代の節約につながると宣伝されている場合がありますが、これはほぼ同じサイズのブラウン管テレビと比べた場合の話ですので注意が必要です。

例えば、40インチの薄型テレビに買い替えると月間2000円の節約、30インチの薄型テレビに買い替えると月間1000円の節約になると表示されていた場合、あくまでほぼ同じサイズのブラウン管テレビと比べた場合の話ですので、結果的には30インチの薄型テレビを選ぶ方が、支払う電気代が少なく済みます。

これは、薄型テレビは、画面サイズが大きいほど消費電力量が高い事と、薄型テレビに買い替える事で削減できる消費電力量は、サイズの大きさによらずほぼ一定の割合である事から説明できます。例えば、ブラウン管テレビから、ほぼ同じサイズの薄型テレビにする事で、2割消費電力量が減るとすると、元々の消費電力量が高いブラウン管テレビ、すなわりサイズが大きいブラウン管テレビほど、削減された消費電力量が多い事になります。

この削減された消費電力量によって、節約可能な電気代が決まりますが、あくまでほぼ同じサイズという条件付で差額をとったものです。よって、この条件付だと、大きな薄型テレビを選ぶ方が、節約可能な電気代が一見多く見えますが、結果的に支払う電気代は、サイズが大きい薄型テレビほど多くなります。

たとえサイズが大きい薄型テレビに買い替えるほど電気代が節約できると宣伝されていても、同じサイズのブラウン管テレビから買い替えた場合と読み取れる注意書きが書かれているでしょうが、このような宣伝によって、大きいサイズの薄型テレビを選ぶほど、電気代が節約できるのではないかという先入観のようなものを抱いてしまっても仕方ありません。

長時間テレビを視聴する家庭にとって、テレビにかかる電気代は無視できる額ではありません。もし、ブラウン管テレビから薄型テレビに買い替えて、テレビにかかる電気代を減らしたいのであれば、結果的に支払う電気代を考えて、薄型テレビを選ぶ必要があります。ほぼ同じサイズに買い替えるのであれば、あまり気にする必要はないでしょうが、2倍のサイズの薄型テレビへ買い替えるとなると、相当な電気代アップは覚悟しなければなりません。