冷蔵庫はなぜ冷えるのか
最終更新日
2018年10月19日
冷やすために使われる冷蔵庫
冷蔵庫は、食品を冷却保存したりするために、生活に欠かせない白物家電の一つです。ところで、なぜ冷蔵庫は冷やす事ができるのでしょうか。実はその仕組みは、極普通に身の回りに存在し、その恩恵を受けながら、我々人間は生きています。
冷蔵庫が冷える仕組み
冷蔵庫の冷やすために、冷蔵庫は、液体が気体に変化するときに発生する熱の吸収を利用しています。つまり、液体は気化するために、周りから熱を奪うので、結果的に周囲の温度が下がります。液体が気体に変化するときに温度が下がるのは、私たち人類が汗をかいて体温を下げる仕組みと一緒です。人は暑いとき汗をかき蒸発させて、その汗が体から温度を奪うので、体温が下がります。
冷蔵庫では、汗の変わりに冷媒を利用して、温度を下げます。冷媒の成分は詳しくはわかりませんが、恐らく液化しやすい物質が使われているはずです。
この冷媒を使った冷やす流れを簡単に言うと、まず気体状態の冷媒を圧縮し、液体を作ります。気体から液体に変化するときは、熱が発生しますので、その熱は外に放出します。これが冷蔵庫の側面や背面が熱くなる原因です。
次に液化した冷媒を、減圧し気体に戻します。このとき、液体から気体に変化するので、冷媒は周りから熱を奪い、周囲の空気が冷やされます。後はこの冷えた空気を、冷蔵庫の中に送り込み、冷やします。
気体に戻った冷媒は、再び液体にされるプロセスに戻ります。このように、冷蔵庫は冷媒を繰り返し液化、気化させて、冷気を作り出します。