家電製品の選び方と買い方

冷蔵庫の寿命はどれくらい?

最終更新日 2019年05月24日

冷蔵庫の寿命は8年〜10年、または15年〜20年なのか

冷蔵庫や洗濯機は8〜10年が寿命 9月にお気に入り買うのが得|NEWSポストセブン には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2015年9月1日)
 冷蔵庫や洗濯機は8〜10年が寿命といわれています。購入してから8年前後になる場合、まだ寿命はきていなくても、この9月にお気に入りを見つけて買い替えたほうが、安くニーズに合ったものが買えるので、お得だと思います」(神原さん)
「神原さん」とは、家電コンシェルジュの神原サリーさんのことです。

テレビ、洗濯機、冷蔵庫は何年で買い替えたほうがお得? | 日刊SPA! | ページ 2 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2017年3月2日)
「冷蔵庫の平均寿命は15年から20年と長く、家電の中でもかなり丈夫な部類になります。冷蔵庫はその性能上、あまり本体のお手入れが必要ありません。ただし何年も電源をつけっ放しにしておくと本体が消耗してしまうので、3年に1度、電源を落とし内部の清掃を行うとよいでしょう」
同記事に書かれている内容は、「大手家電量販店員の川端洋太氏(31歳・仮名・男性・販売員歴9年)」による話です。

以上いろいろな記事を見てきましたが、冷蔵庫の寿命は8年〜10年という話もあれば、15年〜20年という話もあり、寿命の幅が広いです。

冷蔵庫の寿命はメーカーによって差が出てくるのか、使用環境によって差が出てくるのか等、寿命に幅が出てくる様々な要因を考えられますが、そもそも冷蔵庫の寿命の根拠とは何なのか不明です。

例えば、冷蔵庫のメーカーが寿命の検証をした結果を根拠としているのか、冷蔵庫が故障するまでの期間を多数のユーザーから聞いて根拠としたのか等、このような根拠があるのか知りたいところです。

冷蔵庫の寿命はあってないようなものなのか

冷蔵庫ならまさにいまかも!専門家に聞く家電の“買い替えどき” | 女性自身 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2017年12月16日)
「エアコンなどの場合、10年前までは家電の寿命、つまり『買い替えどき』を明言できましたが……今はあってないようなものなんです」

“家電の寿命”を聞きにいくと、IT・家電ジャーナリストでオールアバウトガイドの安蔵靖志さんはこう苦笑した。

「約10年前までは省エネの進化が著しく、消費電力に劇的な変化がありましたが、現在は進化しきった感があります。数年前の製品と最新家電を比べても省エネ性能はあまり変わらない。今は“壊れたときが買い替えどき”の時代です」(安蔵さん・以下同)
引用部分含めて同記事全体を読むと、従来は新しい製品が登場し性能等に不満が生じ始めたら買い替え時であり、その時が寿命と判断して良かったようですが、今では性能が十分進化したので壊れたら買い替え時で寿命と判断すると良いようです。

ただし、壊れたら買い替え時で寿命と限らず、補修用性能部品の保有期間(製造終了後にメーカーが保管しなければいけない期間)内であれば修理可能ですので、買い替え時で寿命と判断するのは早いようです。

壊れたが補修用性能部品の保有期間を過ぎているなら、買い替え時で寿命と判断すれば良いようです。

同記事のさらなる解説によると、冷蔵庫では補修用性能部品の保有期間は9年ですが、冷蔵庫は省エネ性能の進歩がまだ続いており、最新の冷蔵庫は10年前より30〜40%省エネなので、補修用性能部品の保有期間内でも10年以上前の冷蔵庫を使っているなら、買い替え時で寿命と判断するのもありのようです。