家電製品の選び方と買い方

冷蔵庫にフロンが使われなくなった理由とは

最終更新日 2016年05月05日

今では、フロンの生産、利用は禁止されている

昔の冷蔵庫には、冷媒としてフロンがよく使われましたが、今では冷蔵庫にフロンは使われていません。その理由は、フロンは地球環境に深刻なダメージを与えるからです。また、昔は冷蔵庫だけでなく、エアコンやスプレーガス、精密機器の洗浄などに、フロンは使われましたが、それらでも、今ではフロンは使われなくなっています。

フロンが与える地球環境への影響

フロンは大気中に放出されると徐々に上空にのぼっていき、オゾン層にまで到達します。オゾン層とは、太陽からの紫外線が地表に届かないよう防ぐオゾンが豊富に存在する所です。

オゾン層にフロンが到達すると、フロンは分解され塩素を発生します。その塩素は、オゾン層にあるオゾンを破壊します。その結果、地表に太陽からの紫外線が大量に到達する事になり、動植物に深刻なダメージを与えます。

人間の場合は、紫外線を大量に浴びると、皮膚がんや白内障などの病気にかかりやすくなります。

このように、フロンは、地球上に存在する動植物を太陽の紫外線から守ってくれるオゾン層を破壊してしまうので、フロンの生産、使用が禁止になり、冷蔵庫にフロンが使われなくなったというわけです。

他に、フロンは地球温暖化を促進する働きがあります。これもフロンの生産、使用を禁止する理由の一つです。地球には二酸化炭素をはじめとする、太陽からの熱を地球内部に閉じ込める効果がある温室効果ガスが存在しますが、フロンもその一つであり、しかもその温室効果の力は大きいです。フロンは、熱を地球内部に閉じ込める力が二酸化炭素の数千倍あると言われています。

このように、フロンは、オゾン層の破壊と、地球温暖化の促進効果が強いため、フロンの生産、使用は禁止されています。