家電製品の選び方と買い方

HDD レコーダーを長持ちさせる使い方

最終更新日 2018年10月19日

HDD レコーダーは、使い方次第で寿命が縮む

HDD レコーダーは、大変精密な HDD を使う事もあり、ある程度気をつけて使わないと寿命がかなり縮みます。ここでは、HDD レコーダーを長持ちさせる使い方や、寿命を縮めないようにするための注意点を紹介していきます。

HDD レコーダーの設置環境に気をつける

HDD は周囲の環境により、寿命に差が出てきます。なので、HDD レコーダーを長持ちさせたければ、設置場所に気を使う必要があります。以下では、設置場所について気をつけておきたい点をあげていきますが、他の精密機器にも当てはまる事が多いですので、参考にしてみて下さい。

HDD レコーダーを、放熱が良い所に設置する

HDD は熱に弱く、温度が高いほど寿命が短くなるという事がわかっています。なので、HDD レコーダーの周囲に隙間が無いような所に設置すると熱がこもり、HDD にとってよくありません。また、太陽や暖房器具の熱が当たるような場所に設置するのも良くないです。なので、HDD レコーダーの周囲は熱を逃がしやすいように空間を保つようにし、温度が高くなりにくい所に設置すると良いです。

埃が多い所に設置しない、または定期的に掃除する

HDD は埃に弱く、また埃が熱を逃がすファンの口を詰まらせてしまう事もあり、HDD レコーダーにとって埃は好ましくありあせん。なので、埃が多い所に HDD レコーダーを設置するのは避けるのが無難です。

また、クリーンルームでもない限り、ある程度の埃の発生はどうしても避けられませんから、定期的に HDD レコーダーを掃除して埃を取り除いておくと良いでしょう。特に埃が付きやすいファン周辺の掃除は、定期的に必要です。どうしても埃が多い所に設置せざるを得ない時は、空気清浄機の導入を考えてみると良いでしょう。

湿気が多い所に設置しない

HDD に限った話ではありませんが、精密機器に湿気は厳禁です。なので、湿気が多い所(加湿器の近く等)に HDD レコーダーを設置しない方が良いです。また、HDD レコーダーを設置する部屋の湿度に注意し、どうしても湿度が高くなってしまう時は、除湿機の導入を考えると良いでしょう。

振動が発生する所に設置しない

HDD は内部で精密に動作しており、振動に弱いです。なので、HDD レコーダーは、振動が発生しないように、しっかりとした土台に設置する必要があります。

ただし、完璧に振動を抑えるのは難しいので、ある程度振動が発生するのは仕方ありませんが、音が発生するほど振動が発生する所には設置しないようにしましょう。

HDD レコーダーの使い方に気をつける

電源を入れたままにしない

電源を入れたままにすると、HDD は駆動し続ける事になり、その分寿命が縮みます。なので、使用しない時は、しっかりと電源をOFFにしておくのがおすすめです。

ただし、電源を頻繁に入れたり消したりするのは良くありません。なぜなら、HDD は起動する度に大きな負荷がかかってしまうからです。なので、少しの時間(数分程度)使わない程度であれば、電源を入れたままにしておく方が良いです。

こまめに削除と録画を繰り返さない

HDD レコーダーにたまったデータを削除する作業は、いずれやらざるを得なくなりますが、あまりこまめに削除をして録画を繰り返すのは良くありません。なぜなら、HDD に保存されるデータが断片化されてしまいやすくなり、その結果 HDD に大きな負荷をかけてしまうからです。

なので、できるだけ HDD レコーダーにある程度データが貯まってからまとめて削除するのがおすすめです。目安として全体容量の8割くらいたまったら、他のメディア(DVD や BD 等)に移す等して、大量に削除を行い、再び録画に使用すると HDD にとって優しい使い方となります。