家電製品の選び方と買い方

DLNA 機能搭載 BD レコーダーで映像配信

最終更新日 2018年10月19日

視聴場所が広がる DLNA 機能

テレビ番組等の録画に使える BD レコーダーは大変便利なものですが、録画したコンテンツを、BD レコーダーと接続されているテレビとは、別のテレビやパソコンで見たいときがあると思います。BD に焼いて、別の BD プレーヤーで再生させるといった方法がありますが、手軽とは言えないでしょう。

そこで、活躍するのが DLNA (Degital Living Network Alliance)機能です。DLNA 機能を利用すると、BD レコーダーをサーバーとして、他の DLNA 機能対応のテレビやパソコンに録画したコンテンツを配信する事ができます。DLNA 機能を上手く活用すれば、BD レコーダーを設置している部屋とは、別の部屋で視聴できたり、家族間でテレビの使用時間がかぶっていても、別のテレビに配信して上手く調整できたりと、録画番組を視聴する楽しみ方が広がります。

DLNA 機能を活用するにあたり必要なもの

従来の BD レコーダー等に対して DLNA 機能を搭載するのは困難なため、DLNA 機能を活用するには、新しく BD レコーダー等を購入するのが基本です。

まず DLNA 対応の BD レコーダーが必要であり、これが映像を配信する役割を担うのでサーバーと呼ばれます。そのサーバーに接続するのクライアントと呼ばれるテレビやパソコンが必要ですが、こちらも DLNA に対応している必要があります。

この2つだけでも DLNA 機能を使えますが、複数のクライアントに対して映像を配信するには、ルーターも必要です。

購入する際に気をつけたいこと

互換性の問題を防ぐために、同じメーカーでそろえるのが無難

DLNA 機能に関して、映像や音声の形式等の決まり事があり、メーカーが異なる機器同士でも正常に使えるとされていますが、厳密に決まっている訳ではありません。よって、A 社の BD レコーダーから B 社のテレビに配信できないといった互換性の問題が発生するリスクがあります。なので、同じメーカーでそろえるのが無難です。

また、同じメーカーでも、互換性の問題が起きる事があります。特に古い機器だと起こりやすいので、購入するときは、できるだけ最新モデルを購入するのがおすすめです。

メーカー公式サイトで、互換性をチェック

DLNA 機能搭載機器を販売しているメーカーの公式サイトでは、自社同士の互換性情報を掲載しています。(他社の機器との互換性情報は掲載していない事が多いです。)BD レコーダーやテレビだけでなく、パソコンやオーディオ機器等も含めて、あらゆる機器の互換性情報が掲載されていますので、購入前に必ず確認しておきたいです。

DTCP-IP 対応かどうか確認

地上デジタル放送番組等の著作権保護されたコンテンツは、DTCP-IP に対応していないと、映像の配信や受信ができません。今はそのような著作権保護されたコンテンツを録画するのが一般的でしょうから、実質 DTCP-IP 対応は必須ですので、購入する機器が DTCP-IP に対応しているかよく確認する事が重要です。