電池液漏れの危険性
最終更新日
2018年10月19日
電池は便利なものだが、使い方を誤ると危険なもの
電池を使用する家電製品は多いですが、電池は使い方を誤ると危険なものです。特に電池が液漏れを起こした場合は気をつける必要があります。過去に、電池が液漏れを起こし、漏れ出した液に触れてしまったため、皮膚移植が必要になるほどの怪我を負った事故もありました。正しく使用していれば、電池は液漏れを起こさないものですが、電池の不良や、電池を利用する機器の不具合などによって、電池が液漏れを起こす場合もあります。よって、念のためにも、電池の液漏れに関して、知っておく事は重要です。
電池液漏れの原因は
電池の液漏れは、プラスマイナスの向きを誤った使い方や、間違った充電などが原因で発生しますが、液漏れの原因の多くは、使い切った電池を、機器に入れたままにしておく事によって起こる過放電です。これが、機器を使わないときは、電池を出しておくのが良いと言われる所以です。もし、電池を入れっぱなしの機器の電源が何らなのミスで入り続け、電池を使い切った後も、その状態が続くと過放電が起き、液漏れが生じる可能性が高くなります。また、電源が入っていなくても、電池はわずかに消耗し続けますので、いずれは過放電状態となり、液漏れが起きる可能性が高くなります。
以上を踏まえると、電池の消耗が激しい機器では、使い終わったら電池を出しておくのが安全でしょう。また、リモコンなど、電池が長持ちする機器の場合は、長期間に渡り使用しない場合は、電池を出しておくのが安全と言えます。
電池液漏れが起きたときは
電池が液漏れを起こした場合は、漏れ出した液に直接触れるのを避けなければなりません。もし、手などの皮膚に液が付いてしまった場合は、すぐに水で洗い流す必要があります。また、服など、身の回りの物に液が付いてしまった場合は、液をよくふき取っておく必要があります。電池液漏れは、たいてい電池を機器に入れているときに起こりますが、そのような場合、機器についた液をよくふき取っておく必要があります。なぜなら、電池から漏れ出した液は、金属を腐食させ、機器の故障につながる恐れがあるからです。特に狭いところに漏れ出した液をふき取るのは大変ですが、綿棒などを使うと、上手くふき取れるでしょう。