乾電池を温めると一時期的に回復する
最終更新日
2018年10月19日
電池切れになったら温めよう
乾電池を利用し続けると、いつかは電池切れとなり、使えなくなってしまいます。もし、交換用の電池がない状態で、電池切れとなってしまった場合、大変困る時もあるでしょう。そんな時は、乾電池を温めてみる事をおすすめします。服の表面に乾電池の側面をこすり付ける方法が簡単でしょう。ただし、破れやすい服や大切な服には、こすり付けない方が無難です。また、手で握って温めるのも良い方法でしょう。
ただし、温めると言っても限度があります。例えば、ストーブの火元の近くに置いたりすると過度な熱が乾電池に加わり、液漏れ等のトラブルが起きる可能性があり危険です。よって、火を使ったりして温めてはいけません。安全のためにも、手で触れられる程度の温度に温める事は大丈夫と覚えておく必要があります。
なぜ温めると回復するのか
乾電池をこすると、摩擦熱が発生し、乾電池の内部に熱が伝わります。そうすると、乾電池内部で起こる化学反応が起きやすくなります。乾電池は、内部で化学反応を起こして、電力を発生させているため、化学反応を外部から熱を加える事によって促進させてやる事により、乾電池が回復するというわけです。
特に、寒い環境で電池切れとなった場合に有効です。なぜなら、気温が低い分、乾電池の内部では、化学反応が起こりにくくなっており、温める事によって化学反応が起きる余裕がまだ残っているからです。
しかし、回復すると言っても、その量は微々たるものです。テレビのリモコンなど、電力消費量が低い機器の場合は、回復させると結構長い期間乾電池が再び使えるようになりますが、デジタルカメラやポータブルオーディオなど、電力消費量が高い機器の場合は、回復させても、すぐに電池切れとなってしまいます。