ジュース作りで比較して見るミキサーとジューサーの違い
最終更新日
2018年10月19日
切削して混ぜるミキサー、汁を搾り取るジューサー
似ているようで違うミキサーとジューサー
ミキサーとジューサーは似ており、どちらも主にジュースを作るために使用する家電製品ですが、内部の仕組みが異なり、出来上がるジュースの特徴も異なります。ここでは、ジュースを作ることを前提にして、両者の違いを説明します。
ミキサー
ミキサーは、野菜や果物等の食材と水等の液体を入れて、高速回転する刃が食材を切削し、液体も一緒にかきまわします。出来上がるジュースには、ミキサーに入れた食材と液体が含まれます。ジューサーでは食材の搾りかすが発生しますが、ミキサーでは発生せずジュースに含まれるためドロッとしたジュースとなり、ジューサーで作ったジュースより飲みにくいですが、食物繊維が豊富です。
ジューサー
ジューサーは、野菜や果物等の食材を入れて、高速回転する刃が食材を切削しすりおろして汁を搾り取り、遠心力を利用して搾りかすと汁を分離します。低速回転するスクリューで食材をすりつぶして搾り取るジューサーもあります。出来上がるジュースには、主に搾り取った汁が含まれ、食物繊維を含む搾りかすは含まれませんので、サラッとしたジュースとなり飲みやすいですが、食物繊維が非常に少ないです。
高速回転する刃を採用したジューサーだと食材に含まれる酵素が摩擦熱で壊れてしまいますが、低速回転する刃を採用したジューサー、または低速回転するスクリューを採用したジューサーなら、摩擦熱が抑えられ酵素が壊れにくいです。
ミキサーは、食材を搾りかすを残さずに切削するために高速回転する刃が必要なため、どうしても酵素が失われてしまいますが、ジューサーなら酵素を豊富に残すことができます。
ミキサー | ・出来上がるジュースはドロっとしており飲みにくい ・食物繊維が豊富 ・酵素が少ない |
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ジューサー | ・出来上がるジュースはサラッとしており飲みやすい ・食物繊維が非常に少ない ・酵素が豊富(※) |