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カレーを冷蔵庫で保存する適切な方法とは?

最終更新日 2019年05月28日

カレーを冷蔵庫で保存する適切な方法とは何か

カレーを保管するのはNG?冷蔵庫で増殖する細菌の食中毒が危ない!|ウーマンエキサイト(1/3) には、冷蔵庫で細菌が増殖してしまう原因の一つとして、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2017年6月10日)
■ カレーを鍋ごと入れる
(内部まで冷めるのに時間がかかり、その間に細菌が増殖する可能性がある)
冷蔵庫で保存するためにカレーを鍋ごと入れるのは良くないようです。

内部まで冷めるのに時間がかかることが問題のようですので、カレーをタッパー等の容器に小分けしてから冷蔵庫に保存するなら良いと考えられます。

この差って何ですか?|TBSテレビ には、カレーを保存する方法「常温で鍋のまま保存」、「冷ましてから冷蔵庫で保存」、「熱いまま冷蔵庫で保存」について、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年6月5日)
しかし、一番菌が増えてしまう方法は、「常温で鍋のまま保存」。作りたては1gあたり約5,000個だった菌が、24時間後には約5,200倍の約2,600万個にまで増殖した。1gあたり10万個以上菌があると「食中毒」になると言われているのでかなり危険。この方法だと、4〜5時間で「食中毒」になる10万個に到達するが、このくらいの菌の数だとニオイも味も変化がないので、普通に美味しく食べられてしまう。食べる前に加熱することでかなりの菌は死滅するが、「食中毒」をおこす「ウエルシュ菌」は加熱しても死滅しない。100℃で4時間加熱しても死なない。
反対に、一番菌が少なかったのは、「熱いまま冷蔵庫に入れる」方法。「冷ましてから冷蔵庫で保存」したカレーは24時間後の菌が約74,000個だったのに対し、「熱いまま冷蔵庫で保存」したカレーは約6,600個だった。食中毒菌は30〜50℃で最も増殖する。「冷ましてから冷蔵庫で保存」の場合、冷やしている4〜5時間の間に30〜50℃になってしまうが、「熱いまま冷蔵庫で保存」すると、30〜50℃の時間が短い。
カレーを冷蔵庫を使わずに常温で鍋のまま保存する方法は、食中毒の危険性が高く良くない方法のようです。食べる時に加熱すれば食中毒の原因となる菌は死滅しそうですが、食中毒の原因となるウエルシュ菌は加熱しても死滅しないようです。

カレーを冷ましてから冷蔵庫で保存する方法は、24時間後までなら食中毒の危険性は低いようですが、菌の数を見ると安心はできませんので、カレーを熱いまま冷蔵庫で保存するのが望ましいと思われます。

同記事のさらなる解説によると、冷蔵庫や他の食材を傷めないために鍋敷き等の上に鍋を置く、濡れたタオルで鍋を包んでから入れると良いそうです。タッパー等の保存容器に入れれば、早く冷めて菌が増えにくいそうです。

“二日目のカレー”は美味しいけど危険!? 梅雨の今だから気をつけるべきこと - FNN.jpプライムオンライン にも、カレーの保存の際にウエルシュ菌に注意が必要なことが書かれています。(この記事の公開年月日は2018年6月27日)

できるだけウエルシュ菌の繁殖を抑えて食中毒を防ぐカレーの保存方法について、以下のとおり書かれています。
一般的な“あら熱”を取る時のように常温で放置せず、鍋が熱いうちに冷たい布巾などを巻いて、早めに温度を下げる。
そして、鍋のまま保存すると中心部分の温度がなかなか下がらないため、小分けの容器に入れ、その容器ごと冷蔵庫で10℃以下で保存すれば、『ウエルシュ菌』の増殖を防ぐことができるそうだ。
とにかくできるだけカレーの温度を下げることが重要のようです。

以上いろいろな記事を見てきましたが、カレーを冷蔵庫で保存する適切な方法に多少違いが見られます。

カレーが入っている鍋に冷たい布巾等を巻いて温度を下げ、温度が下がったらカレーを容器に小分けして入れ、冷蔵庫に保存する方法がやりやすく早く温度が下がり最適な方法だと思われます。

容器がなければ、カレーをジッパーバッグに入れる、カレーをお皿に入れてラップをかける等の方法もあります。冷蔵庫に鍋ごと入れる方法でも危険性が高いわけではないので、この方法でも良いと思います。