家電製品の選び方と買い方

定期的な清掃を怠ると招く加湿器病

最終更新日 2016年05月06日

加湿器病とは

加湿器は、特に乾燥しやすい冬に活躍する家電製品です。お肌の乾燥を防ぐだけでなく、のどや鼻の乾燥も防ぎ、風邪等の原因となるウイルスは湿度が高い環境を好みませんので、病気の予防につながります。

しかし、加湿器は使い方が良くないと、逆に病気を招いてしまいます。それが加湿器病です。加湿器病は肺の病気であり、風邪に似たような症状が出ます。もし、使用している加湿器が原因になっているにも関わらず、何も対策を行わないと症状が続くばかりか、もっと重い症状になってしまう危険性があります。

特に乳幼児や高齢者等、体の抵抗力が弱い方が加湿器病にかかると症状が重くなりやすいので注意が必要です。

加湿器病の原因とは

加湿器病の原因は、加湿器からばら撒かれる菌です。加湿器は使用し続けると加湿器内部が汚れ、カビや雑菌が繁殖します。これらが、加湿器から放出される非常に小さい水の粒子に含まれ、それを人間が吸い込む事で加湿器病にかかる可能性が高まります。

加湿器病が発生しやすい加湿器

加湿器病は、加湿器によって発生しやすさが異なります。その発生しやすさは、加湿器の加湿方式で大きく決まります。加湿方式には、主にスチーム式、ヒーターレスファン式、ハイブリッド式、超音波式があります。

スチーム式

スチーム式ですが、この加湿方式は最も加湿器病が発生しにくい方式です。スチーム式は水を加熱しますので、熱による殺菌効果でカビや雑菌は、ほぼ死滅します。

ヒーターレスファン式

ヒーターレスファン式は、加湿器病が発生しやすい方式ですが、清潔に使えば加湿器病が発生しにくいです。加湿器病はファンによる風の力で水を蒸発させますので、熱による除菌効果がありません。そのため、加湿器内部や水が汚れたまま使用すると、カビや雑菌が繁殖し、蒸発した水でばら撒かれる危険性があります。

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、加湿器病が発生しにくい方式です。ただし、ハイブリッド式はスチーム式とヒーターレスファン式の両者を組み合わせた仕組みとなっていますが、加湿器によって仕組みが異なりますので、仕組みによっては清潔にしておかないと加湿器病が発生しやすいです。

例えば、湿度が低い時は水を加熱して蒸気を発生させ、湿度が高い時はファンによる送風で水を蒸発させるハイブリッド式の場合は、熱による除菌効果が発生しますが、後者のファンによる送風で動作する機会が多いと、加湿器内部や水が汚れているとカビや菌が繁殖し、空気中にばら撒かれる可能性が高まります。

他に、ヒーターを用いて温風を発生させて水を蒸発させるハイブリッド式の場合は、熱による除菌効果が発生しますが、それほど高くない温度の風が水に当たるだけです。そのため、それほど熱による除菌効果はなく、加湿器内部や水が汚れているとカビや菌が繁殖し、蒸発した水でばら撒かれる危険性があります。

超音波式

超音波式は、最も加湿器病が発生しやすい方式です。超音波式は、超音波による振動で水を粒子にして空気中に放出させますが、超音波による振動で、水に含まれる塩素が水から逃げていきやすくなります。塩素は殺菌効果があるため、塩素が早々になくなってしまうと、水にカビや菌が繁殖する可能性が高まります。

また、超音波式で発生する水の粒子は大きめとなっており、水にカビや菌が含まれていると、水の粒子が大きい分、空気中により多くのカビや菌がばら撒かれやすくなっています。

加湿器病の発生を抑えるには

加湿器病の発生を抑えるためには、加湿器内部でカビや菌の繁殖を抑える必要があります。そのためには、加湿器内部の定期的な清掃、及び水を長時間入れたままにしておかないようにしておく必要があります。

特に超音波式の加湿器は注意が必要です。定期的に清掃して清潔に使えば問題ありませんが、清掃を怠ると加湿器病にかかるリスクが高まります。

もし、加湿器を選ぶ前で、加湿器病の発生を低くしたいのであれば、スチーム式の加湿器を選ぶと良いです。それか、ヒーターレスファン式かハイブリッド式の加湿器を選ぶと良いです。スチーム式よりは、加湿器病の発生するリスクは高いですが、超音波式に比べたら加湿器病が発生するリスクは低いですので、定期的な清掃を行い清潔に使えば、加湿器病が発生する心配はありません。