家電製品の選び方と買い方

加湿器に発生したピンク色のぬめりは放置しても問題ないのか

最終更新日 2016年06月29日

ピンク色のぬめりは、健康被害を及ぼす菌類が発生する前の目安

加湿器を使っていると、タンク内部等の水が触れる部分にピンク色のぬめりが発生してきます。ピンク色のぬめりは、キッチンや風呂場等、水を使うところで発生しているのがよく見られます。

ピンク色のぬめりの正体は、赤色酵母(ロドトルラ)です。赤色酵母は、菌類です。加湿器に赤色酵母が発生していると、赤色酵母が水蒸気と一緒に放出されます。

健康被害が心配ですが、心配する必要性は低いです。赤色酵母は、免疫力が低下していると健康被害を及ぼすことがありますが、健康な人であれば大丈夫です。

赤色酵母は、水があり適度な温度、栄養となる養分があるところなら、どこにでも繁殖する菌類であり、知らず知らずのうちに口から体内に入っています。

それなら、加湿器にピンク色のぬめりが発生していても放置しても問題ないかというと、そうではありません。赤色酵母が発生しやすい場所は、健康被害を及ぼす菌類も発生しやすい場所でもあります。

カビ等も発生しやすく、カビ等が水蒸気と一緒に放出され、口から吸い込んでしまうと加湿器病と呼ばれる肺の病気にかかる恐れがあります。

赤色酵母は、繁殖速度が速いので、ピンク色のぬめりが発生したら、健康被害を及ぼす菌類が発生する前の目安となります。まだ目に見えなくても健康被害を及ぼす菌類は発生していますが、ピンク色のぬめりが発生後に健康被害を及ぼす菌類が大量に発生する可能性が高いため、早めに掃除する方が良いです。

長期放置すると落ちにくくなり、加湿能力の低下、故障につながる恐れも

他にも、ピンク色のぬめりが発生したら放置しない方が良い理由があります。赤色酵母は繁殖中に赤い色素カロテノイドを出しますので、ぬめりがピンク色なのですが、カロテノイドを長期放置すると洗っても落ちにくくなります。

ピンク色のシミが付いたままだと見た目が悪く汚いですし、健康被害を及ぼす菌類が発生する前の目安として利用できなくなってしまいます。

また、ピンク色のぬめりが蓄積すると自然に剥がれ異物となり、フィルターの目詰まり等を起こし加湿能力の低下、故障につながる恐れがあります。

簡単には加湿能力は落ちず故障しませんが、念のために加湿器の掃除は面倒でも、ピンク色のぬめりの発生を確認したら、早めに掃除しておく方が良いです。