最終更新日 2019年05月27日

バケツの水にタオルの端を浸して広げるだけ　エアコン室外機の冷却アイデアに反響｜BIGLOBEニュース には、エアコンの室外機の上に水が入ったバケツと濡れタオルを設置して冷やす方法が Twitter で注目を集めたことについて書かれています。(この記事の公開年月日は2018年7月23日)

この方法をやってみたところ明らかに冷え方が違う等、効果を実感した人がいたようです。濡れタオルの有無で冷え方がどれくらい変わってくるのか、数値データで示すことができれば確信に至りますが、そのようなデータはありません。

同記事の解説によると、エアコンの室外機やその周辺が熱いと冷房効率が落ちてしまうそうであり、エアコンのメーカーは室外機周辺に物を置いたりせずスペースを空ける、カバーで覆わない、直射日光や地面に反射した日光を当てない、木々やすだれ、よしずで日差しを和らげる、以上を推奨しているそうであり、エアコンの室外機に濡れタオルは効果があると考えられます。

室外機に濡れタオル、効果ある？　エアコンメーカーに聞く - ITmedia NEWS には、エアコンの室外機に濡れタオルは効果があるのかエアコンメーカーに聞いてみた結果が掲載されています。(この記事の公開年月日は2018年7月26日)

　ダイキン工業の広報担当者は「実際にこの方法を検証しておらず、具体的な効果は分かりかねます」としつつ、「理論的に効き目がよくなる可能性はあります」としています。「効果が分かりかねるため、推奨はしておりません」（同社）

(略)

　「話題になっている方法は、タオルに含まれた水が室外機の天板の熱を奪って気化し、天板の温度が下がります。同時に室外機周辺の温度も下がれば、効き目がよくなる可能性はあります」（ダイキン工業の広報担当者）

　ただ、同社は「室外機の天板の温度を下げると、室外機が吸い込む空気の温度がどれほど下がるか分からないため、実際に効果があるかは分かりません」としています。

　注意しなければいけない点もあります。タオルが風で飛ばされ、室外機の吸い込み口や吹き出し口をふさいでしまったり、バケツが室外機から落下し、人間に当たってけがをしたり――といったトラブルが考えられると、ダイキン工業は説明します。

　また三菱電機は、安全性の観点から「推奨できない」としています。

ダイキン工業によると、エアコンの室外機に濡れタオルは効果がある可能性はあるが、実際に効果があるのか確かめたことはないので効果はあると断定はできないようです。

仮に効果があるとしても、安全性の観点からエアコン室外機に濡れタオルを設置することは推奨できないようです。

タオルが風に飛ばされる心配がなく、もしバケツが落下しても事故に至る可能性が低いならエアコン室外機に濡れタオルを設置しても大丈夫でしょうが、危険性は低い場合があるとしてもメーカーは推奨はできないと言うしかないと思います。

メーカーが仮に推奨して何か事故が起きたら大変なことになりますので、慎重にならざるをえないと思います。

仮にやってみるなら自己責任となりますが、大きな事故につながる可能性があるならやらない方が良いです。

例えば、高いところにある室外機に対してやってみる場合、水が入ったバケツが落下して人に当たってしまい怪我や最悪死亡事故につながる恐れがあります。