生ゴミ処理機の選び方
最終更新日
2018年10月19日
生ゴミ処理機とは
生ゴミ処理機とは、温風の熱か微生物の分解能力により生ゴミの量を減らすための家電製品です。また処理した後に出たものは捨てるか肥料として使う事ができます。生ゴミ処理機のメリット
家庭のゴミの大半であり、特に夏は生ゴミによる悪臭が気になるものです。今、生ゴミを数時間、または1日程度で肥料に変えてしまう生ゴミ処理機が注目を浴びています。ゴミの有料化が進み、少しでもゴミを減らしたいところに、生ゴミ処理機があれば、ゴミが減り家庭園芸用の肥料ができるので一石二鳥です。おまけに地球環境にも優しいです。メリット | 理由など |
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ゴミが減る | 家庭用のゴミは生ゴミが大半を占めると思います。生ゴミが減ればゴミ全体の量がかなり減るでしょう。 |
肥料が得られる | 利用可能な肥料に分解できる生ゴミ処理機なら、家庭用菜園などに使える肥料を得られます。 |
臭いを抑えられる | キッチンに生ゴミが入ったゴミ袋を置いておくと、生ゴミが腐敗した臭いがキッチンに発生します。防臭機能がしっかりした生ゴミ処理機ならそのような悪臭を抑えられるでしょう。 |
購入前に自治体に確認を
自治体によって、生ゴミ処理機の購入のために助成金の支払いを行っているところがあります。助成金の金額は自治体によって異なりますし、制度も助成金支払い対象者は抽選だったりと各自治体によって異なります。必ずよく確認しましょう。ネットでは各自治体のホームページに、ごみ関連のところに記載してあることが多いです。
スペック
項目 | 見方 |
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処理方式 | 主に、温風の熱によって処理する乾燥式と、微生物による分解の働きによって処理するバイオ式があります。乾燥式の方が処理する時間が速いです。バイオ式によって処理されたものは微生物によって分解されているので、肥料として使えるまでの時間が短いです。 また両方を採用したハイブリッド式もあります。 |
設置場所 | 屋内専用か屋外専用があるので、自宅に設置する場所により選びましょう。屋内屋外両方に設置できるタイプもあります。乾燥式とバイオ式は両者とも屋内設置可能となっている場合が多いです。 基本的にハイブリッド式は屋外のみ設置できる場合が多いです。 |
外形寸法 | 室内に置くのであれば邪魔にならないように生ゴミ処理機はコンパクトの方がいいでしょう。今ではマンションなどの集合住宅向けに、生ゴミ処理機の設置面積がA4サイズほどの大きさもあり、省スペース性に優れた生ゴミ処理機が多いです。 |
処理時間 | 普通乾燥式は数時間、バイオ式は1日程度で処理が完了します。特に処理の速さにこだわらなくてもいいと思います。 肥料として使うにはさらに時間の経過が必要です。例えば用途によって違いますが、生ゴミ処理機によって処理が完了したものを土に混ぜ2週間程度さらに発酵させる必要があります。 |
最大処理量(kg) | 基本的にバイオ式より乾燥式の方が処理量が多いです。速く多く処理したい場合は乾燥式が良いと思います。一般家庭の場合、1日1kg処理できれば十分だと思います。 |
運転音(dB) | どの製品も45dB以下なので、それほどうるさくはないです。通常台所か屋外に置くので静音性にこだわらなくてもいいと思います。 |
電気代の目安 | 消費電力からでは、省エネ性がわからないので、製品には1ヶ月の電気代の目安が表示されていることが多いです。温風を使うため、バイオ式より乾燥式の方が電気代がかかりますが、バイオ式では数ヶ月ごとにバイオチップの交換が必要なため、維持費としては両者それほど変わりません。 |
乾燥式かバイオ式か
乾燥式の方が生ゴミの腐敗による臭いの発生が少ないので室内に設置するなら乾燥式がおすすめです。園芸用の肥料として使用したいのであれば、本来の腐葉土の生成のように微生物による分解を利用したバイオ式がおすすめです。ただし製品によって少々臭いの発生が気になるものがあります。その場合は屋外に設置すれば解決できます。