家電製品の選び方と買い方

土鍋コーティングで美味しくご飯を炊ける炊飯器

最終更新日 2016年05月05日

土鍋コーティングされた内釜、土鍋に近い特性を発揮

炊飯器には、米と水を入れる内釜があります。この内釜にはコーティングがされており、炊飯器のメーカーはコーティングの素材を工夫し、より美味しく炊けるようにしています。

その中に、土鍋で炊いた美味しいご飯の味に近づけるよう、土鍋コーティングされた内釜を採用している炊飯器があります。土鍋コーティングされた内釜は、土鍋に含まれている素材が内釜の表面にコーティングされており、以下のような土鍋に近い特性を発揮します。

遠赤外線で効率的に熱を伝える

土鍋は、熱せられると遠赤外線が大量に放射されます。遠赤外線は食材に限らず、様々な物質に吸収されやすく、高い効率で熱エネルギーに変換されます。

ご飯を美味しく炊くためには、高火力で高い温度を実現させる必要がありますが、電気の力で発熱した土鍋コーティングされた内釜は、高い効率で熱を水とお米に伝え、ご飯を美味しく炊くのに理想的な高温を実現する事ができます。

ゆっくりと温度を上げる

土鍋は熱容量が大きいです。熱容量は物体の温度を上げるのに必要な熱量であり、熱容量が大きいほど温まりにくいです。言い換えると温度の変化がしにくいという事であり、これは温度が下がる場合にも当てはまります。

そのため、土鍋は温まりにくく、かつ冷めにくいという性質を持っています。温まりにくさは、ご飯を炊くのにデメリットのように感じるかもしれませんが、ご飯を美味しく炊くには、いきなり高温にするのではなく、ゆっくりと高温に到達させる事が必要であり、土鍋は温まりにくさを活かして、ゆっくりと温度を上昇させる事ができます。

熱容量が小さくて温度変化がしやすい金属製の釜でも、ゆっくり温度を上昇させる事ができますが、ご飯を美味しく炊くために理想的な温度上昇を実現するのが難しく、土鍋コーティングされた内釜なら、自然にゆっくりと高温へ持っていく事ができます。

高温を維持し、じっくりと蒸らす

ご飯を美味しく炊くには、高温でじっくりと蒸らす事が必要です。土鍋は冷めにくいため長い時間蓄熱され続け、蒸らしている間も、お米にじっくりと均一に熱を伝え続け、高温で蒸らします。

金属製の釜でも、じっくりと熱を伝え続ける事は可能ですが、冷めやすい金属製の釜を均一に高い温度を実現するのは難しく、土鍋コーティングされた内釜なら、自然にじっくりと高温を維持しながら蒸らす事ができます。

ご飯を美味しく炊くために選ぶなら、一考の価値あり

土鍋コーティングされた内釜は、あくまで土鍋で炊き上げたご飯の美味しさに近づくための物であり、本物の土鍋と全く同一の炊き上げを実現する訳ではありません。また、土鍋コーティングとは別のコーティングを採用して、美味しくご飯を炊ける炊飯器もあります。

そのため、誰しもが土鍋コーティングされた内釜を採用した炊飯器がベストになる訳ではありませんが、長い歴史を持ち今でもご飯を美味しく炊くために使われている土鍋に近づけるよう土鍋コーティングされた内釜を採用した炊飯器は、ご飯を美味しく炊くために炊飯器を選ぶなら一考の価値があります。