家電製品の選び方と買い方

アースしてない状態でプラグ形漏電遮断器を使えば安全なのか

最終更新日 2016年06月05日

プラグ形漏電遮断器を使っても、アースしてなければ安全ではない

冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機等、アースが必要とされている家電製品を設置する場所に、アースできる環境が整っていない場合があります。

基本的にコンセントにあるアース端子にアース線を接続してアースしますが、アース端子がなければアースできません。屋外にアース棒があれば、アース棒とアース線を接続すればアースできますが、屋内からアース線を接続するのは難しいです。

アースを設置する方法がありますが、アースの設置工事は電気工事士という資格が必要であり、簡単にはできません。多くの方は電気工事士の資格を持っていませんので、アース設置工事を請け負う業者に相談し依頼することになります。

そこまでするのが億劫で、プラグ形漏電遮断器を使えばアースしなくても安全のように見えるかもしれませんが、安全ではありません。

漏電遮断器はアースと組み合わせて使うことで安全性が高まる

プラグ形漏電遮断器に限らず、分電盤の中にある漏電遮断器にも当てはまりますが、漏電遮断器はアースと組み合わせて使うことで安全性が高まります。

漏電遮断器は、電気を利用する機器へ流した電流の量と戻ってきた電流の量を比較し、差があれば漏電が発生したと感知して電気を止めます。

アースしてなければ、漏電した電流が大地へ逃げることがなく、流した電流の量と戻ってきた電流の量に差が出ませんので、漏電を感知できません。

アースしてなくても、何らかの要因で漏電電流が大地へ逃げる状態になっていれば漏電を感知できますが、一般的には電気を利用する機器は絶縁体の上に置かれていますので、漏電を感知できません。

漏電している機器に人間が触れて、漏電した電流が人体を通して大地へ逃げれば漏電を感知できますので、アースはしていない状態でも漏電遮断器を使えば、素早く電気を止められるので安全性が高まりますが、安全といえるほどではなく、一瞬でも人体に致命的な影響を及ぼすほどの漏電電流が流れる恐れがありますので危険です。

アースしているなら、漏電した電流が大地へ逃げ、流した電流の量と戻ってきた電流の量に差が出ますので、すぐに漏電遮断器は漏電を感知できます。

アースしていても漏電遮断器がなければ、アース線に漏電電流が流れ続けますが、アース線に漏電電流により熱が発生し、燃えやすいものがあれば火災につながる恐れがあります。

また、電気を利用する機器に漏電が発生しているなら、本来は電流が流れないところに電流が流れていますので、機器に異常発熱が発生し火災につながる恐れがあります。

分電盤の中に漏電遮断器があれば、すぐに漏電を感知でき電気を止められますが、分電盤の中に漏電遮断器がない場合に役立つのがプラグ形漏電遮断器です。

プラグ形漏電遮断器なら、工事不要でコンセントに差し込むだけですので、簡単に漏電遮断器を導入することができます。

分電盤の中に漏電遮断器があっても、プラグ形漏電遮断器を使うメリットがあります。プラグ形漏電遮断器を使えば、停電の規模を抑えることができます。

例えば、分電盤の中にある漏電遮断器により、屋内で漏電が発生すると屋内全体が停電してしまう場合、プラグ形漏電遮断器の先で漏電が発生したなら、プラグ形漏電遮断器の先だけ停電します。

ただし、漏電を感知するまでにかかる時間が、分電盤の中にある漏電遮断器の方が短い場合、先に分電盤の中にある漏電遮断器が電気を止めてしまいます。