家電製品の選び方と買い方

HDD や DVD に映像データを移行したら MiniDV テープは不要か

最終更新日 2018年10月19日

MiniDV テープは、保管場所はとるが、長期保存に向いている

デジタルビデオカメラ記録媒体は、HDD やメモリーカード、BD 、DVD が主流ですが、以前は MiniDV テープが主流でした。

この MiniDV テープは、デジタルデータで記録するので、アナログデータで記録する VHS テープのように、経過年数による画質などの劣化はしにくいですが、テープ自体は物ですので、物理的な傷みには気をつける必要があります。例えば、傷やカビなどは厳禁です。

特に日本は四季があり、温度や湿度が大きく変化しますので、MiniDV テープを保管する場所では、そのような変化を最小限に抑える必要があります。

保管環境が良ければ、MiniDV テープは、長期間劣化せずに済むと言われており、数十年の保存にも耐えられると言われています。

しかし、MiniDV テープの歴史はまだ浅いので、数十年後にどうなっているかは完全に予測する事はできません。よって、早めに HDD や BD、DVD へ映像データを移行しておくのがおすすめです。

映像データの移行が終わったら、MiniDV テープに残っている映像データは不要と言えますが、念のためこちらも保存したままにしておくのがおすすめです。

HDD や BD 、DVD のように急に全く読み込めなくなるトラブルが発生しにくいですので、何かあったときに MiniDV テープに残っていた映像データが役立つかもしれません。

しかし、大量の MiniDV テープがあると保管場所に困る場合もあるでしょう。その場合は、本当に大切な MiniDV テープだけ残しておくか、HDD や BD、DVD に映像データを保存するとき、2重や3重にバックアップをしておくのがおすすめです。

HDD や BD 、DVD も経年劣化によるトラブルが起きる可能性がありますので、これらの記録媒体のみ頼る場合でも、バックアップは必要です。