家電製品の選び方と買い方

DVD や BD に見られるデータ用と録画用の違いとは

最終更新日 2018年10月19日

データ用と録画用、両者の中身は同じ

パソコンでデータの保存や、DVD レコーダーなどでテレビ番組の録画をするために、DVD などの記録用メディアを買おうとショップを見てみると、データ用と録画用に分かれて販売されている事に気づくと思います。

このデータ用と記録用の間に、何か違いがあるのだろうかと疑問に思うでしょうが、先に結論を言ってしまうと、両者の間で記録用メディア自体に違いはありません。つまり、どっちを使っても、パソコンでのデータ保存や、DVD レコーダーでテレビ番組の録画ができます。

では、何が違うかというと、私的録画補償金が含まれているかどうかです。録画用の記録メディアには、この私的録画補償金が含まれており、データ用の記録メディアには私的録画補償金は含まれていません。

この私的録画補償金は、テレビ番組などの著作権者に分配されますが、記録メディア1枚あたりの私的録画補償金の額はわずかなものです。DVD の場合だと、1枚あたり1〜2円程度です。よって、データ用と記録用の価格を比較すると、大した差は出ません。

以上を踏まえると、テレビ番組の録画にデータ用記録メディアを用いても、正常に記録できないなどのトラブルは起きません。また、法的にも問題なく、違法ではありません。しかし、コンテンツの製作を行う著作権者たちの事も考え、良識を持って正しくデータ用と録画用を使い分けたいです。