安全ブレーカーを20Aから30Aに変更するだけで使える電気が増えるのか
最終更新日
2018年10月19日
屋内配線の張り替え工事、コンセントの交換工事も必要の場合あり
安全ブレーカー(分岐ブレーカー)が20Aだと、20Aを超えると回路が遮断されますが、30Aに変更すれば30Aを超えると回路が遮断されるようになります。
使える電流を増やしたい場合、安全ブレーカーを20Aから30Aに変更する方法がありますが、安全ブレーカーを変更するだけで済むとは限りません。
アンペアブレーカーや契約アンペアが20Aであれば、これらも30Aに変更する必要がありますが、さらに安全ブレーカーとつながっているコンセント、安全ブレーカーとコンセント間の屋内配線の太さも、変えなくてなならない場合があります。
屋内配線に限らず電気を流す電線は、流れる電流量が大きくなるほど太くする必要があります。太い電線ほど、大きな電流を流すことができます。太さが足りないと、異常発熱し火災につながる恐れがあります。
コンセントには、定格電流があります。定格電流とは、安全に使用できることが保証されている電流の上限値です。定格電流を超える電流を流すと、異常発熱し火災につながる恐れがあります。
安全ブレーカーが20Aの場合、安全ブレーカーが30Aの場合、それぞれにおける使用可能な電線の太さとコンセントの定格電流は、電気設備の技術基準の解釈により以下のとおり定められています。(2016年1月1日時点)
安全ブレーカーを20Aから30Aに変える場合、電線の太さが2.6mm以上、コンセントの定格電流が20A以上から30A以下でなければ、屋内配線の張り替え工事、コンセントの交換工事も必要となります。
使える電流を増やしたい場合、安全ブレーカーを20Aから30Aに変更する方法がありますが、安全ブレーカーを変更するだけで済むとは限りません。
アンペアブレーカーや契約アンペアが20Aであれば、これらも30Aに変更する必要がありますが、さらに安全ブレーカーとつながっているコンセント、安全ブレーカーとコンセント間の屋内配線の太さも、変えなくてなならない場合があります。
屋内配線に限らず電気を流す電線は、流れる電流量が大きくなるほど太くする必要があります。太い電線ほど、大きな電流を流すことができます。太さが足りないと、異常発熱し火災につながる恐れがあります。
コンセントには、定格電流があります。定格電流とは、安全に使用できることが保証されている電流の上限値です。定格電流を超える電流を流すと、異常発熱し火災につながる恐れがあります。
安全ブレーカーが20Aの場合、安全ブレーカーが30Aの場合、それぞれにおける使用可能な電線の太さとコンセントの定格電流は、電気設備の技術基準の解釈により以下のとおり定められています。(2016年1月1日時点)
安全ブレーカー | 電線の太さ | コンセントの定格電流 |
---|---|---|
20A | 1.6mm以上 | 20A以下 |
30A | 2.6mm以上 | 20A以上〜30A以下 |
安全ブレーカーを20Aから30Aに変える場合、電線の太さが2.6mm以上、コンセントの定格電流が20A以上から30A以下でなければ、屋内配線の張り替え工事、コンセントの交換工事も必要となります。