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エアコンのショートサーキットとは?

最終更新日 2019年06月07日

エアコンのショートサーキットとは何か

大雪の困りごとと解決法|空気の困りごとラボ|ダイキン工業株式会社 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
また、吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を、室外機が再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起こります。

すると、屋外の熱を効率よく取り込むことができず、電気代が高くなってしまうばかりか、暖房運転が停止してしまうこともあるのです。
基礎知識 | パッケージエアコン | 空調・換気・浄化設備 | Panasonic には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
室内機の吹出空気が障害物等で、直接エアコンに吸い込まれることを「ショートサーキット」といいます。
ショートサーキットが生じた場合、サーモの早切れにより冷暖房の効きが悪くなったり、凍結や水漏れが発生したりします。
空調機器 用語集|サポート|東芝キヤリア株式会社 には、ショートサーキットについて、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
空調機から吹き出した空気をそのまま空調機が吸い込んでしまう状況。
以上いろいろな記事を見てきましたが、エアコンの室内機や室外機にて吹き出し口から吹き出された空気を、すぐに吸い込んでしまうことをショートサーキットと呼ぶようです。

ショートサーキットが発生すると、冷暖房効率が落ち電気代の上昇につながるだけではなく、冷暖房の運転が停止してしまったり、凍結や水漏れのトラブルにつながることもあるようです。

エアコンが暖房運転をする場合では、室外機にて外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気から熱を奪い、熱を奪われて冷たくなった空気を吹き出します。熱は室内機の方へ運ばれますが、室内機にて部屋の空気を吸い込み、熱を与えて温かい空気にして室内機から吹き出します。

エアコンが冷房運転をする場合では、室外機にて外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に熱を与え、熱を与えられて温かくなった空気を吹き出します。熱は室内機から運ばれますが、室内機にて部屋の空気を吸い込み、熱を奪い冷たい空気にして室内機から吹き出します。

室内機でも室外機でも吹き出した空気をすぐに吸い込んでしまうショートサーキットが発生すると、熱の移動が効率良く行えなくなり、冷暖房の効率が落ちると考えられます。

ダイキン工業株式会社の記事によると暖房運転が停止してしまうこともあるそうですが、その理由は不明です。室外機から吹き出された冷たい空気をすぐに吸い込むことにより熱交換器に霜が付きやすくなり、霜取り運転の開始により暖房運転が停止してしまうのかもしれませんが推測の域を出ません。

室内機にてショートサーキットが発生すれば、室内機の温度センサーの位置次第では部屋が暖まったと感知してしまい暖房運転が停止してしまうことがありそうな気がします。

Panasonic の記事に書かれていた「サーモの早切れ」とは、上記のように温度センサーが部屋の温度が設定温度に達したと感知してしまうためと考えられます。

Panasonic の記事によると凍結や水漏れが発生するそうですが、室内機から吹き出された冷たい空気をすぐに吸い込むことにより熱交換器に結露が発生しやすくなり水漏れにつながったり、結露が凍り霜となり凍結につながると考えられます。