パソコンの廃棄方法
最終更新日
2018年10月19日
粗大ごみに出せないパソコン
パソコンは、リサイクルを行う事が義務化されているため、廃棄するときは粗大ごみとして自治体では処分できません。パソコンに付属する液晶モニターなども同様です。PC リサイクルマーク
2003 年の 10 月以降に販売されたパソコンには、PC リサイクルマークが付いています。この PC リサイクルマークが付いたパソコンには、あらかじめリサイクルにかかる費用が、パソコンの価格に含まれており、消費者はリサイクルに出す際に、新たな費用を支払う必要はありません。逆に PC リサイクルマークが付いていないパソコンでは、リサイクルに出す際に料金がかかります。パソコンの機種によって料金は異なりますが、料金は大体3千円から4千円くらいです。
パソコンの廃棄方法
メーカーに申し込む
廃棄するパソコンは、最終的にそのパソコンの製造メーカーに渡る必要があります。各パソコンメーカーでは、ウェブサイトや電話にて受付を行っており、そこで申し込みを行い、所定の料金の支払いなどの手続きを済ましてから、メーカーの指定場所へ発送します。このような廃棄方法の手順は、PC3R : :有限責任中間法人 パソコン3R推進センターにて詳しく解説されていますので、そこで確認するのが一番です。また、パソコンの製造メーカーや、販売ショップでも、パソコンの廃棄方法についての情報が掲載されているはずなので、そこで確認する事もできます。
中古ショップなどに売る
パソコンの引き取りや買い取りを行っているショップは、世にたくさんあります。オークションサイトに出品してみるのも良いでしょう。それほど古くないパソコンであれば、結構な値段で売れるかもしれません。また、かなり古いパソコンや壊れているパソコンでも売れる可能性はあります。もう手に入らないパソコンを手に入れたいと思っている方も少なからず存在しますし、古いパソコンや故障したパソコンに使用されている、希少価値の高い PC パーツを目当てにしている方も存在します。
古いパソコンや故障したパソコンは、買い取りが実現したとしても、タダ同然になる可能性が高いですが、思わぬ価格が付く事もあります。また、PC リサイクルマークが付いていないパソコンであれば、リサイクルにかかる料金を支払わずに済む事もあります。
ハードディスクからの個人情報の漏洩に注意
パソコンに使われているハードディスクに、外部に漏れたらいけない情報を記録している方も多いでしょう。万一の事を考えて、ハードディスクのデータは消去しておく必要があります。リサイクルされたパソコンのハードディスクのデータは、完全に消去される事になっていますが、リサイクルされるパソコンを受け取ったところが原因と見られる、データの漏洩が起こった事件が過去にありましたので、各自でしっかりとデータの管理を行う必要があります。しかし、ハードディスクのデータは簡単に完全消去できないのが難しいところです。例えば、ゴミ箱でデータを消去したり、ハードディスクを再フォーマットしても、ハードディスクからデータが完全に消えたとは言えません。このようなハードディスクからでも、市販されているツールを使えば、誰でも簡単にデータを読み出す事ができます。
物理的にハードディスクを壊してしまうのも良い方法ですが、なかなか簡単にはできないでしょう。そこで、ハードディスクのデータを完全に消去するソフトを利用するのがおすすめです。市販されているソフトもあれば、無料で使えるフリーソフトもありますので、ネット上で探してみると良いでしょう。