家電製品の選び方と買い方

なぜ野菜室が真ん中にある冷蔵庫は少なくなった?

最終更新日 2019年05月26日

野菜室が真ん中にある冷蔵庫は少なくなった理由とは何か

野菜室が真ん中にある冷蔵庫が多かったですが、一転して少なくなりました。

個人的には冷蔵庫の野菜室は真ん中にある方が便利だと思いますし、他の多くの人も同じだと思われますが、もしかしたら自分の予想に反して多くの人は冷蔵庫の野菜室は真ん中になくても良いと思っているのかもしれません。

メーカーはユーザーのニーズに合わせて冷蔵庫の開発をしているでしょうから、野菜室が真ん中にある冷蔵庫のニーズは少なく、そのような冷蔵庫は減ったと考えられますが、実際のところはどうなのでしょうか。

なぜ「野菜室まんなか冷蔵庫」が減ったのか - 週刊アスキー には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年2月26日)
 同社によれば冷蔵庫市場では「冷凍室まんなかタイプ」が増え、2009年には「野菜室まんなか」を抜いています。なぜ「野菜室まんなか」が減ったのか。同社は省エネ目標値の達成に向けたメーカーの取り組みを理由の1つと推定。冷凍室や製氷室など同じ温度帯を1ヵ所に集めることで冷却効率を高めようとしたものと考えています。

 もう一方には生活の変化もあります。共働き世帯が増え、まとまった家事の時間がとれなくなり、食材のまとめ買いや冷凍ニーズが高まったことで「大きな冷凍室がまんなかにあって使いやすい冷蔵庫」が存在感を示したとも考えられます。実際メーカー各社とも冷凍技術やチルド技術を特長とした大容量モデルをたくさん発売しています。
「同社」とは、三菱電機です。冷却効率を高めて省エネ目標値を達成するために野菜室は真ん中にしない方が良い、野菜室よりも冷凍室が真ん中にある冷蔵庫の需要が増えた、以上の理由により野菜室が真ん中にある冷蔵庫は少なくなったようです。

同記事全体を読むと、冷蔵庫の新製品の発表会にて三菱電機の人から聞いた内容のようであり、同じと思われる発表会について書かれた記事 冷蔵庫の真ん中は「野菜室」か「冷凍室」か。三菱電機がラインナップ拡充 - 家電 Watch にも、野菜室が真ん中にある冷蔵庫が少なくなった理由について以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年2月26日)
 野菜室が真ん中の冷蔵庫が少ない理由として、省エネに対する意識の高まりが挙げられている。省エネ目標値を達成するために各メーカーが、冷凍室や製氷室など同じ温度帯を1箇所に集めて冷却効率を向上させた“冷凍室が真ん中”の冷蔵庫を開発したためだという。2008年には、冷凍室が真ん中タイプのラインナップ数が逆転しており、今では同タイプが主流となっている。
冷蔵庫の野菜室が真ん中にあると冷却効率が落ち省エネ目標値の達成が難しくなるので、野菜室が真ん中にある冷蔵庫は少なくなったようです。