200Vがあるなら簡単に200V30AのIHクッキングヒーターを設置できるのか
最終更新日
2018年10月19日
200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがあっても簡単には設置できない
既にキッチンに200V30Aのコンセントがあるなら、200V30AのIHクッキングヒーターを簡単に設置できます。キッチンに200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがある場合は、簡単には設置できない可能性が高いです。
コンセントを200V30A用に交換し、安全ブレーカー(分岐ブレーカー)を30A用に交換するだけで済むなら簡単な電気工事で済みますが、コンセントと安全ブレーカーを結ぶ屋内配線は20Aまでしか対応できない可能性が高いです。
200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがある場合、一般的に20Aまで対応できる屋内配線が引かれています。そうであれば、30Aに対応できる屋内配線を引かなければなりませんので、大がかりな電気工事となります。
もし30Aに対応できる屋内配線が引かれているなら、コンセントと安全ブレーカーの交換で済みます。
以下は、20Aと30Aそれぞれにおける必要な電線の太さ、使用可能なコンセントの定格電流であり、電気設備の技術基準の解釈により定められています。(2016年1月1日時点)
安全ブレーカーが30Aなら、最大30Aまで電流を流せることになり、屋内配線は電線の太さが2.6mm以上必要となります。一般的に200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがある場合、電線の太さが1.6mm以上〜2.6mm未満で屋内配線が引かれているので、新たに屋内配線を引く必要性が出てきます。
将来を見越して、屋内配線の電線の太さが2.6mm以上になっているなら、新たに屋内配線を引く必要はありません。
流れる電流が大きくなると電線を太くしなければならない理由は、抵抗を小さくして発熱量を抑えなければならないからです。電線にとって発熱量が大きくなりすぎると異常に高い温度となり、ショートや発火し火災につながる恐れがあります。
抵抗は電線の断面積に反比例し、発熱量は抵抗と電流の2乗の積に比例します。電流が大きくなると発熱量も大きくなりますが、電線の断面積を大きくする、すなわち太くすれば抵抗が小さくなり、発熱量を抑えることができます。
コンセントを200V30A用に交換し、安全ブレーカー(分岐ブレーカー)を30A用に交換するだけで済むなら簡単な電気工事で済みますが、コンセントと安全ブレーカーを結ぶ屋内配線は20Aまでしか対応できない可能性が高いです。
200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがある場合、一般的に20Aまで対応できる屋内配線が引かれています。そうであれば、30Aに対応できる屋内配線を引かなければなりませんので、大がかりな電気工事となります。
もし30Aに対応できる屋内配線が引かれているなら、コンセントと安全ブレーカーの交換で済みます。
以下は、20Aと30Aそれぞれにおける必要な電線の太さ、使用可能なコンセントの定格電流であり、電気設備の技術基準の解釈により定められています。(2016年1月1日時点)
安全ブレーカー | 電線の太さ | コンセントの定格電流 |
---|---|---|
20A | 1.6mm以上 | 20A以下 |
30A | 2.6mm以上 | 20A以上〜30A以下 |
安全ブレーカーが30Aなら、最大30Aまで電流を流せることになり、屋内配線は電線の太さが2.6mm以上必要となります。一般的に200V20Aのコンセント、または200V15Aのコンセントがある場合、電線の太さが1.6mm以上〜2.6mm未満で屋内配線が引かれているので、新たに屋内配線を引く必要性が出てきます。
将来を見越して、屋内配線の電線の太さが2.6mm以上になっているなら、新たに屋内配線を引く必要はありません。
流れる電流が大きくなると電線を太くしなければならない理由は、抵抗を小さくして発熱量を抑えなければならないからです。電線にとって発熱量が大きくなりすぎると異常に高い温度となり、ショートや発火し火災につながる恐れがあります。
抵抗は電線の断面積に反比例し、発熱量は抵抗と電流の2乗の積に比例します。電流が大きくなると発熱量も大きくなりますが、電線の断面積を大きくする、すなわち太くすれば抵抗が小さくなり、発熱量を抑えることができます。