多機能な国内メーカー製品
最終更新日
2018年10月19日
多機能化する家電製品
最近の家電製品は、どれも多機能化したと感じます。例えば、炊飯器を見てみると、本来の役目であるご飯を炊く機能の他に、肉じゃが等のおかずや、ケーキ等のお菓子まで調理可能です。私は、ついつい多機能に惹かれ、高機能の家電製品を購入してしまう事が多いですが、結局は、その家電製品の本来の役目にしか使わず、大半の機能は使わないままになっています。よって、自分に必要な機能を見定め、機能が少なく、その分価格が安い製品を選んでおけば、節約にもつながりそうです。しかし、現状では、国内メーカー製品を選ぶ限り、多機能な製品から選ばざるを得ない状態も少なからずありますし、また多機能の製品が後に役立つ事もありえます。機能が少ないシンプルな製品を好む方もいますので、家電製品は多機能であるほど良いとは限りませんが、多機能な製品のメリットや、そうではない製品の特徴等を知ると、自分にとって、どちらが合うのか見えてきます。
多機能な製品のメリット
多機能な製品のメリットの一つは、後に必要になった機能が無くて困らない事ですが、一般に機能が豊富な製品は、性能も良く、使用したときの満足感が高いものです。なぜなら、多くの国内メーカー製品が、機能が少ない製品は性能が抑えられており、機能が多い製品は性能が高くしてあるからです。その理由の一つは、恐らく多くの機能を使えるようにするには、ある程度の性能の高さが必要だからでしょう。また、機能が多いと、説明書の量も多くなり、使い方も難しくなる事がありますが、機能を多くする事によって、初心者にとって使いやすくなっている家電製品もありますから、一概に機能が多くなるほど、初心者にとって使い方が難しくなるとはいえません。例えば、デジタルカメラの話になりますが、私は、はじめ機能が多い高価なデジタルカメラほど、使い方が難しく、上手く撮れないと考えていましたが、機能が少ないですが安価なデジタルカメラと、機能が豊富で高価なデジタルカメラを、使用して比べてみると、圧倒的に後者の方が使いやすいと感じました。後者は機能が豊富なので、操作の仕方などを覚えるのは大変でしたが、初心者をサポートする機能(手ぶれ補正やヘルプ機能)が多く、性能が高い事もあって、きれいな写真を撮りやすかったです。一方の前者は、安価で機能が少なくシンプルで、使い方を覚えるのが簡単でしたが、機能が少なく、性能が高くない事もあり、きれいな写真を撮るのが難しいものでした。
多機能を売りにしてきた国内メーカー製品
最近の国内メーカー製品は、アジア諸国等の海外で製造されたものが多いです。その理由は、海外で製造した方が、人件費等のコストが安く済むからです。この事によって、製品の低価格化が進みますが、いずれは海外の技術力もあがり、安い人件費等と相まって、日本製品と同等の品質を持ち、かつ価格が安い製品が国内に入ってくるでしょう。そうすると、国内メーカー製品のシェアが落ちる可能性がありまが、それに対抗する手段の一つが、日本の高い技術力を活かした製品づくりです。まだまだ日本が持つ技術力は、世界的に見るとトップクラスなため、高機能な製品を開発する力は、日本に分があります。
よって、最近は、中国や韓国のメーカー製品が、国内市場でよく見られますが、機能や性能に優れている日本製品のシェアは、少なくとも大幅に落ちる事はないでしょう。また、日本製の家電製品は、故障しにくく、長持ちすると言われ、万一故障したときも、迅速な修理対応等が受けられるので、そのような信頼性の高さもあり、しばらくは、国内で日本製品のシェアは維持できると思われます。