家電製品の選び方と買い方

ヤマダ電機の魅力

最終更新日 2018年10月19日

家電量販業界で一人勝ちのヤマダ電機

2008年秋頃から始まった世界同時不況。2009年に入っても、その不況は回復するどころか、ますます悪くなっている様相です。

家電量販店でも、不況の影響を受けているようで、消費者からの需要が減り、価格をギリギリまで下げてでも売ろうとしていますが、それでも消費者の需要は伸びず、売り上げは低迷しているようです。

その中で、まるで不況の影響を受けていないかのような成長を続ける家電量販店「ヤマダ電機」があります。ヤマダ電機“一人勝ち”に顔をしかめる家電メーカー(フォーサイト) - Yahoo!ニュースによると、2008年9月中間期の連結業績で、増収を維持したのは家電量販業界首位のヤマダ電機のみだそうです。さらに、売り上げ規模は、業界2位のエディオンの2倍以上となっているそうです。

この結果からいかにヤマダ電機が強いかがわかります。売り上げ規模が大きいので、薄利多売でも、他店よりも値下げしても大幅な利益が得られるのでしょう。

しかし、ここまでヤマダ電機が一人勝ちになったのは他にも理由がありそうです。以下では、私個人が感じた、ヤマダ電機が人気を集める要因となった魅力を考えてみたいと思います。

私が感じたヤマダ電機の魅力

価格が安い

とにかくどの家電製品も安いです。周辺にある他店と比較しても、他店の方が高いという場合があまりありません。なので、私は今や他店と比較する事無く、ヤマダ電機へ直行して商品を買うくらいになっています。

さすがにネットショップと比べると、価格の面で負けている場合が結構ありますが、これは元々販売方法に違いがありますので仕方の無い事です。少なくとも、実際に商品を見て、その場で購入するというスタイルであれば、ヤマダ電機で買えば一番安いという方程式は、既に成り立っていると言えるでしょう。

大量のポイントが付くお得感

ヤマダ電機でポイントカードを作成し購入すると、ポイントが付いて結果的に割引となりますが、このポイント量は、価格の10〜20%である事が多く、大幅に値引きされたような気がします。

しかし、実際は、ほぼ現金値引きしている他店と比べると、結果的に値引きされている価格はほとんど変わらないものです。

ですが、ポイントが大幅に貯まるのはすごく魅力的ではないでしょうか。その貯まったポイントで買い物をするのも、お金を出さないせいか、得をした気分が強くなります。

人によって、ポイントについてどう感じるかはそれぞれ違うでしょうが、ヤマダ電機では、ポイントシステムを非常に上手く利用していると思います。

ポイントカードが薄い

今やどこのショップもポイントカードを導入していると言ってもいいくらいですが、財布に入れられるポイントカードには限度があります。たいていどこのショップのポイントカードも、キャッシュカードやクレジットカード並みの厚さがありますが、ヤマダ電機のポイントカードは薄くて邪魔になりません。

私は、普段はあまり行かないショップのポイントカードは、財布に入れておかず自宅に置いておきますが、ヤマダ電機のポイントカードは薄いので常に入れたままです。これなら、いつヤマダ電機に行っても、ポイントカードが無くて困る事がありません。

店員の接客態度が良い

私は、家電量販店なら接客態度が良かろうと悪かろうとどちらでも構わないのですが、やはり接客態度が良いと、ショップからではなく、人(店員)から買いたいという気持ちにさせてくれるので、良い気持ちがするものです。

業界トップに立つと、顧客への対応が疎かになるのは珍しくないですが、ヤマダ電機では、今のところそのような印象は受けません。

ヤマダ電機以外のお店と比べると、ヤマダ電機の方が良いと感じるくらいです。ただし、ヤマダ電機が一番良いとは感じません。

と言っても、これはあくまで私個人の経験上での話ですので、当てにはなりません。つまり、店舗、店員によって違いがあるという事を、認識しておく必要があります。

今後も続くヤマダ電機の一人勝ち

以上が、私個人が感じた、ヤマダ電機の魅力ですが、実際は私たち消費者には知られない努力や工夫を重ねた結果、今のヤマダ電機の強さがあると思います。2009年内では景気は回復しないとも言われており、今後も家電量販店は苦戦を続けるでしょうが、ヤマダ電機の一人勝ちは当分続きそうです。